きえるもの、のこるもの
流星が散る
時が流れる
移りゆく
止める手立ても、理由もなく
消えるのだ、全て
生き物も
無生物も
歴史も
営みも
母なる大地と崇めたこの地も
始祖と仰いだ宇宙でさえ
いずれ、かの時に、終焉を迎える
なのに
どうして、証を求めるのか
消えるのだ
何も残さず
どれだけ成功しようとも
どれだけ愛おしもうとも
地上の記憶にも残らず
そもそも消えゆく地だ
なにゆえ
思い出せ
思い出せ
我らはどこからきたのかを
簡単な答えだ
思い出せ
思い出せ
我らの究極の願いを
容易なことだ
ヒントが欲しいか
ならば、一つだけ
答えが欲しいと渇望している
それは、誰かな?
そいつを大切にするんだ
全てはそこから始まる