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私の絵の練習法 1月29日更新

去年は信じられないほど絵を描かなかった。
スランプというより己を見失っていた。私はどんな絵が好きでどんな絵が描きたいのかまるで見失っていた。
そして2025年。新しい年の幕開けと共にそれらは再び私の手の中に戻ってきた。
ただ純粋に絵が好きだという気持ちだった。


久しぶりに描いた絵。
線画がスッキリしていると
案外最低限の塗りでも見られないこともない。

そしてそれと同時に自分が今まで上達に割いてきた練習法もちらほら思い出してきた。その中でも効果が高かったものをピックアップする。


ボールペン模写・スケッチ

これは中々に効果が高い。その名の通り紙にボールペンで見たものを描く練習法だ。

勿論ボールペンで描いているので後戻りは出来ない。するとどうなるか。手数を考えて線を引く様になる。つまりよく観察する様になるのだ。

実際上記の絵はアタリを取らずに一発書きで描いたものを線画としてそのまま色を塗っているがその時にも一本一本線の用途を考えて引いている。

この絵もアタリは取らずに一発書きで描いている

実際線画で描くイラストは線一本の情報量が多い。逆に正しい線が引けていれば描き込まなくても充分に成り立つと言うことである。

そして正しい線とは描写するものの形を正解に表現することである。線はあくまで輪郭線であり、大切なのは線で形どられた余白である。

その余白とは比率とも言い換えられる。顔の比率、腕の比率、脚の比率と言った様に。
その比率を見る練習が所謂見て描くことだ。

考えなしに描いてもこれくらいの線画の整然さは保てる

そしてボールペン模写の効果として一番実感しているのは迷い線が消えることだ。的確な線を的確な位置に引ける様になる。
これは実は私の一発書きスタイルに一番貢献している。元々私はアタリや清書が苦手だった。           

苦手なのなら最初からアタリを取らずにバランスを取りながら清書と同じくらいのクオリティで描けばいいじゃない  

トコヒ・アントワネット

実際、比率さえきちんとしていればそれでいい。
よく添削でここの身体のパーツがおかしいとか指摘されたり見るけどもあまり意味はない様に思う。勿論私も人体のデッサン練習は散々やってきたが今はそこまで重視していない。絵としておかしさを感じなければそれでいいのだ。 

改善点の分析と要素の実践

インプットは大事である。
インプット無くしては絵は描けぬ。
そこでインプットするイラストの取り入れたい部分を自分の絵に試してみる。

此処が上手くいかないという部分をこうすれば上手く行くと仮説を立てて実践する。

要は絵の上達とはそれである。基礎練は基本あまり効果がないと思う。あと30秒ドローイングやるなら写真クロッキーや写真模写の方がいい。
あくまでもこれらは比率を見る目を養う練習。

最後に

また上達の為に行ったことを
思い出せばその度、加筆する予定だ。

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