NICO Touches the Wallsの話
NICO Touches the Wallsが大好き!!
この名を口にしたら絶対に「え、なに、なんて言った?」と聞かれる。
NICO Touches the Walls(ニコタッチザザウォールズ)は聞き取るには長すぎるみたい。
あとNICO Touches the Wallsは打つのが大変。大文字と小文字混ぜなきゃだし半角開けなきゃだし。
だから「にこ」とまで打てば変換出てくるようにしてる。
まあ設定したものの、今となってはこのバンド名を打つことはめっきり減った。
2年前に活動終了したから。
私はNICO Touches the Wallsが大好きだったしめちゃめちゃライブにも行った。学生だったのでお金なかったけど遠征したりグッズを全部買ったりとにかく気が狂ったように好きだった。曲名をメアドにしたり歌詞が入った画像をアイコンにしたりして、若気の至り行動も起こした。
ボーカルみっちゃんの歌が好きだった。特に声を潰す感じで歌う低音と巻き舌がたまらなく好きだった。ライブの時に原曲どこいってんってなるぐらいのアレンジしたスキャットとかも。
そしてバンドらしい尖った音と歪んだ音が大好きだった。最近、バンドって名乗りながらJ-popみたいに貧弱で、後ろの伴奏程度に収まってるバンドが流行る傾向にない??バンドと名乗ってくれるな、もう音なんて歪めるだけ歪ませろ、知らんけど。
あと世界を全部恨んでるみたいな曲とか、人生終わってるみたいな曲が好きだった。貧弱でネチネチした恋愛の曲やるバンドとかくそどうでもいい。横揺れする時間なんてちょっとでいい。ほとんどずっと手を上げてジャンプしてたい、前列で鉄の棒と後ろからの圧に押しつぶされそうになってたい。
私にロックバンドを推す楽しさ、ライブハウスの楽しさを教えてくれたNICO Touches the Wallsには感謝しかない。
けどまだまだ新しい曲を聞かせて欲しかったし、社会人として生きる日常にいて欲しかった。ライブ後にアクエリじゃなくチューハイを飲んじゃう大人への憧れも叶えたかった。
最後のアルバムとなった「QUIZMASTER」が私的NICO Touches the Walls史上最高アルバム過ぎて、この先もうこれ以上売れなくてもバズらなくても、おじさんになるまで彼らが好きな音楽をやって欲しいと思ってた。そして私自身も大人になっても時間を見つけてライブに行くものだと思ってた。
推しは推せる時に推せって誰が言ったのか知らないけどまじ名言すぎる。その通りだから。
というわけでどんな因果でもいいのでこの文章が目に止まって、NICO Touches the Wallsを懐かしいなと思ったり聴いてみようかなとか思ったりする人がいたらいいなと思って書いてみた。