【初心者向け】「杖と巻物の領域」の手引き【風来のシレン6】
あるいは「逃げと稼ぎの領域」かも…?なダンジョン「杖と巻物の領域」の攻略、やっていきます。
ダンジョンの特徴は大まかに2点。一つは、床落ちのアイテムの殆どを杖と巻物の2種類が占め、武器は弱く、食料もあまり落ちていないこと。
もう一つは、モンスターの出現テーブルで、かなり早い段階から中チンタラや3割バッターなどの強敵が続々登場すること。
特に食料の安定供給が難しいので、ドスコイ状態は維持することはおろか、そもそも開始すること自体があまり現実的ではありません。
それも踏まえた上で、このダンジョンのコンセプトを言うなれば
・多様な効果を持つ「杖」と、強力な「巻物」を駆使し
・稼げる場面では稼ぎつつ、基本的には逃げ切る
ダンジョンといったところでしょうか。ダンジョン自体の難易度はそれなりに高いと思いますが、杖や巻物は識別されているし強力な効果なものも多いので、しっかりと使い所を理解できればクリアはできるはず。
白紙の巻物を大量に発見できるので、脱出の巻物で持ち帰れば武器の強化にも役立ちます。このダンジョンのクリア率が低めなのは白紙目的で脱出するプレイヤーが多いから、なんて話もありますね。
今回はあくまでもダンジョンのクリアを第一目標に、ゲームバランスが崩壊しない程度に稼ぎつつ、安定してクリアできるような攻略を目指していこうと思います。正攻法というやつです。
また、アイテムの解禁状況はとぐろ島でのサブイベントをクリアし、身代わりの杖や桃まんの杖が使用可能になっている状況を想定しています。
ちなみに、他のダンジョンの攻略も書いています。クリアできていないダンジョンがあれば参考にしてみてください。
■目次
■重要なアイテムの紹介
まずは階層問わず幅広く使える、このダンジョンならではのアイテムを紹介しておこうと思います。具体的には以下の5つ。
◇桃まんの杖
敵一体を確実に処理出来る上、モンスターへの変身で様々な使い方ができ食料としても使える桃まんを作り出すアイテム。どのモンスターに使うべきかは各階層の攻略で紹介します。
また、おまけパートでは少し変わり種の選択肢についても考察しているのでそちらもどうぞ。
◇幸せの杖
主な用途は、敵に振ってレベルを上げること。
「敵を強化するの?」
と思われるかもしれませんがその通りで、序盤での経験値稼ぎや、桃まんの杖と併用して強いモンスターの桃まんを作ることに使用するわけですね。
◇不幸の杖
こちらは逆に、敵に振ることでレベルを下げることが可能。主な用途は深層の強敵を弱体化し倒しやすくすることですが、ぼうれい武者で意図せずレベルアップした敵の処理にも使えますね。
また、このダンジョンではかなり早い段階で中チンタラが登場するので、どうしても処理出来ない場合には振ってしまうのもあり。(3割バッターに振らないように注意)
◇導きの杖
簡単に言うと、階段の位置しかわからない代わりに複数回使えるあかりの巻物。階段の位置が分かれば無駄な探索をしなくても良くなります。特に深層の危険地帯では戦闘回数を減らすことが生存率に直結しますからね、最低でも1本は確保しておきましょう。
◇ねだやしの巻物
ここで初出となるプレイヤーも多いであろうアイテム。巻物としては少し特殊で、読むのでも置くのでもなく、投げ当てる必要があります。
一度に消滅させられるのは1種類のみという点には注意が必要ですが複数枚使うこと自体は可能なので、低階層の厄介なモンスターに使い、そのモンスターが出現しなくなる階層になったらまた別のモンスターに使うということが出来ますね。
基本的には苦手なモンスターや前の冒険で倒されたモンスターに使ってしまって構いませんが、迷っているなら5Fに登場するまわるポリゴンに使うのがおすすめ。
まわるポリゴンは5Fから10Fと比較的長い期間登場するし、15Fから20Fではレベルアップしたおどるポリゴンまで登場します。逃げにくい上に特技も厄介なので消しておくメリットは大きいです。
ちなみにボウヤーとオヤジ戦車は少し特殊な仕様を持っています。これは幸せの杖とも関係があるので、こちらもおまけパートである「風来こぼれ話」で個別に触れていきますね。
■階層ごとの方針など
◇1-2F
まずは1-2Fでアイテムを集めつつレベル上げを行いましょう。具体的には、あなぐらマムルのレベルを上げてどうくつマムルにした上で倒す。という流れになりますが、これは様々なアイテムで行えるので幾つか紹介してみます。
1)幸せの杖を使う方法
これは単純で「幸せの杖」をあなぐらマムルに振りレベルアップさせ「感電の杖」や「吹き飛ばしの杖」などで倒すという方法。
杖なので一つ入手できれば2体以上倒せる可能性が高いのもいい感じですね。幸せの杖は汎用性の高いアイテムではないのでここで使い切るくらいの気持ちでレベルを上げを行いましょう。(一応他に使える場面もあるので取っておいてもOK)
2)ゾワゾワの巻物を使う方法
敵を通路などにおびき寄せて、あなぐらマムルが対象になるようにゾワゾワの巻物を読み、背後のモンスターに攻撃してもらうという流れ。
注意点としては、どうくつマムルになった時点でゾワゾワの効果は切れることと、どうしても隣接しなくてはならないので確実に処理出来ないと倒される危険がある点。
3)身代わりの杖
部屋にあなぐらマムルを含む2体の敵をおびき寄せた状態で、餌になるモンスターに身代わりにし、それをあなぐらマムルに倒してもらう方法。
これは距離が取れるので安全ですが、身代わりの杖は深層でも有効なアイテムなので、複数本拾えている場合や幸せの杖がない場合に使うくらいの気持ちで。
どの程度レベルを上げるべきかという点についてですが、中チンタラを2回の攻撃で倒せるレベルというのが一つの指標になると思います。
青銅の太刀を拾っている場合にはレベル12から安定して倒せるのですが、武器がない場合にはレベル20は必要。レベル1から20に上げるとすると、だいたいどうくつマムルを5体分です。
ヒットポイント自然回復の仕様(レベル20で一歩辺り3回復になる)のこともありキリが良いので、可能であれば20、難しい場合でも12を目標に可能な限りレベルを上げていきましょう。
◇3-4F
最初の壁になるエリア。他のダンジョンに比べてかなり早い段階で登場する中チンタラは、装備には期待できないこともあり脅威度がかなり高いです。装備やレベルが十分ではない場合は油断せずに杖を使い対処すること。
桃まんの杖を拾えた場合、3Fと4Fに登場するパコレプキンは壁抜けによる逃げ、マルジロウは特技によるアイテム稼ぎ、4Fのカラクロイドは倍速移動に加え罠の設置による矢稼ぎと様々な行動が行えるので、幾つか確保しておくのもいいでしょう。
個人的に優先度を付けるならマルジロウが最優先。次点でパコレプキン。カラクロイドの優先度は低めです。倍速移動は強力なんですが、もう少し先でボウヤーが登場するのでコドモ戦車まで進化させて桃まんにしたほうが矢稼ぎ、戦闘のいずれの意味でも効率的だと思います。毒矢を重要視するなら有りですけどね。
マルジロウの特技を使ったアイテム稼ぎについては敵と一対一の状況を作り特技を連打するだけ。別のダンジョンで撮影したものですがこんな感じです。
壁抜けの性質についてはお手数ですが以下の記事の「風来こぼれ話」をどうぞ。詳しく紹介しています。
◇5-10F
敵の強さが1段階上がるフロアで6階から視界不明瞭になります。
7F以降登場するはんにゃ武者、正確にはそれを倒した後のぼうれい武者は他のダンジョンと同様に厄介。
吹き飛ばしや感電の杖があれば簡単に倒せるのですが、倒しきれずレベルアップしたときのケア用に不幸の杖が一本あると便利です。
ぼうれい武者以外に注意したいのは3割バッター。杖が効かないので基本的には直接攻撃で倒すことになりますが、レベル上げが出来ても連戦は厳しい相手なので油断せずに回復を挟むこと。
レベル上げが出来なかった場合も同様に3割バッターがとにかく危険。巻物を使うか、桃まんでモンスターに変身して戦うしかありません。基本的には逃げつつ、状況を見極めてから対処しましょう。
7Fからはボウヤーとクロスボウヤーが出現。聖域の巻物が通用しないので注意が必要ですが、前述の通り桃まんの杖があれば矢稼ぎが行えます。
その際は余った幸せの杖や同士討ち、ぼうれい武者でコドモ戦車にまで進化させると倍速行動のおかげで安全性と効率が上がるのでおすすめ。
また、10Fは屋外フロアで特殊な形状が多いので桃まんの杖を使わなくても矢稼ぎができる場合があります。もちろん土塊の杖でも大丈夫ですが、深層での通路閉鎖にも使いたいので出来れば温存したいところです。
◇11-16
更に一段階敵の強さが上がり、12Fからは野伏によって強化されて襲いかかってくる、桃まんダンジョンの終盤とも似ているフロア。ただしあちらと違いドスコイ状態でのゴリ押しも難しいので基本的には逃げの一択。
導きの杖やあかりの巻物があれば使い、早めに探索を切り上げつつ、どうしても対処しなければいけない場面では杖や矢、巻物などここまでに集めてきたアイテムをフル活用すること。15Fまで視界明瞭なので通路での先手は取りやすいです。導きの杖を優先して使うといいでしょう。
また、16Fでオヤジ戦車とおばけ大根が出てくるまでは間接攻撃を仕掛ける敵がいなくなるので聖域の巻物が有効なエリアでもあります。11Fは視界明瞭かつミドロが出現するので、余った幸せの杖があれば併用して経験値稼ぎなどにどうぞ。
◇17-20F
野伏系やンドゥバなどの搦め手を使うモンスターは減りますが、種類が減った分単純に強いモンスターとの接敵が増えるエリア。オヤジ戦車とおばけ大根も途中まで登場するので、あかりの巻物を使い常に先手を取れる状態にしておくことが大事。
基本的には、戦うよりも安全に逃げることが優先。そのため白紙の巻物もあかりの巻物にするというのも選択肢の一つです。土塊の杖を持っているなら、階段がある部屋に向かいつつ、通った通路を封鎖しておくとなお良し。
体感ですが、この階層はかなりの確率でモンスターハウスに遭遇します。特に20Fはおそらく確定で発生。とはいえ、聖域の巻物を無効にできるモンスターはホノオポフの固定ダメージ特技と、ばくだんウニの爆発のみなので、杖や巻物で丁寧に処理していけば問題は無いでしょう。
■まとめ
ここまで読んで頂きありがとうございます。冒頭で冗談めかして「逃げと稼ぎの領域」なんて書きましたが、終わってみると本当にその2つの要素が大事なダンジョンですね。特に序盤でレベルを上げないと難易度が跳ね上がるので、今回紹介した攻略法を駆使してクリアを目指してもらえればと思います。
一応更に荒稼ぎして楽に突破する方法もあるのですが、とぐろ島クリア直後の状態ではできないし、運も絡んでくることから今回はあくまでも正攻法を紹介することになりました。いつか持ち込み可ダンジョンの攻略を紹介するときにでも併せて紹介するかもしれません。(気になる方は有志編集の攻略Wikiなどを参照してくださいね)
それでは今回はここまで、よければ他のダンジョンの攻略やおまけパートもどうぞ
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■風来こぼれ話
◇「ボウヤー」と「オヤジ戦車」について
通常、あるモンスターがレベルアップしても別の種類のモンスターになるということはありません。マムルはあくまでもマムルのまま、急にタイガーウッホになったりしませんよね。
ただしこれにはボウヤーとオヤジ戦車という例外も存在しています。例えばボウヤー種の中で一番レベルが高いちびタンクに幸せの杖を振ると…(右下のメッセージにご注目)
逆に、オヤジ戦車のレベルを下げると…
ちびタンクに退化(?)します。
この通り、レベルアップの系譜としてこの2種類は繋がりがあるのですが、ボウヤー種に根絶やしの巻物を使っても、オヤジ戦車種のモンスターは消滅しません。繋がりはあるもののあくまでも別の種類ということですね。
ちなみに、ボウヤー種に根絶やしの巻物を使い、その状態でオヤジ戦車に不幸の杖を振るとどうなるかというと
かなり限定的な知識ですが、ボウヤーを根絶やししつつオヤジ戦車をコドモ戦車にまでレベルダウンさせて桃まんで矢を稼ぐみたいなことは出来ないわけです。まぁそんなことする人が私の他にどの程度いるかはさておき。
▲一応動画も貼っておきます。
◇どう使う?「桃まんの杖」
既に何度か話題に出していた桃まんの杖ですが、このダンジョンでは幸せの杖、不幸の杖とあわせて高頻度で拾うことが出来るので様々なモンスターに変身することができますね。
各階層の攻略で強力かつ便利なものは既に触れてきたので、ここでは少し変わった選択肢について考察してみようと思います。
★3割バッター
★孤面山伏
★天狗面山伏
山伏系全体に言えることですが、敵に回したときは厄介なのに桃まんにして逆利用しようとするとショボいですね。それでも孤面と天狗面はまだマシなほうなんですが。
★ンドゥバ
★おばけ大根種
★イッテツ戦車
なんといっても倍速2回攻撃で放たれる砲撃が強力で、これ一つで大部屋モンスターハウスだろうが打開できるパワーを持っています。
デメリットこそあるものの、これさえあれば無敵ですね!勝ったな!ガハハ!!!
◇漢の散り際:過度な稼ぎにはご注意を。編
といった感じで低階層で早速イッテツ戦車の桃まんを作った私。早速どの階層で使おうか考えていたんですが、11Fでミドロを見たときに「チドロを増殖させて砲撃で狩りまくれば経験値をガッポリ稼げるのでは?」なんて思いついたのです。
チドロの特技でステータスを下げられながらも砲撃で続々と消し飛ばしていって「こりゃ楽勝だな!」なんて思っていたら不意に部屋の中にタイガーウッホが出現、チドロの合間をぬって接近してくるでは有りませんか。
「もう少しチドロ増殖させたかったんだけどなぁ~~~」なんて思いながら砲撃を行うもウッホは倒せず、しかも直前にチドロを一回攻撃していたせいで敵のターンになりウッホに殴られるわけです。
146ダメージという法外な火力に沈むイッテツシレン、「ウホホーンとかじゃなく?ウッホに?一撃?なんで?」と戸惑う私。チドロのステータス減少のことをすっかり忘れていたのでしたとさ。
◇「変化の壺」について
入れたアイテムを別のアイテムに変化させる変化の壺ですが、このダンジョンでは少し挙動が特殊で、
杖をいれると巻物に変化しやすく
巻物をいれると杖に変化しやすく
その他のアイテムをいれると杖か巻物のどちらかに変化しやすい
という性質と
変化の壺に入れたアイテムが巻物に変化する際は「白紙の巻物」に変わる
という2つの性質があるようです。
不要な杖を白紙の巻物に変換できる。まさに強力無比なテクニックですが、そもそもこのダンジョンでは壺自体めったに見かけませんし、各フロアで安定してアイテムを稼ぐ方法でも無い限りは実用的ではないので、おまけパートでの紹介となりました。まぁあるんですけど、正攻法での攻略とは言えないので今回は割愛。
では今回はここまで、おまけまで読んで頂き本当にありがとうございます。
旅の神、クロンの追い風を!