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意外と繊細なアニキで世界を救え!!なゲーム「Broforce」を紹介

これが本当のエクスペンダブルズ(使い捨て軍団)って事か…

なアクションゲーム「Broforce」の紹介やってきます。例によって例のごとく、セール期間に間に合うようにプレイしていますので、駆け足気味なのはご容赦を。ちなみにバックナンバーは下記マガジンからどうぞ。

これを書いている時点の進行状況は、どのくらいなんでしょう?よくわからないんですけど、まぁ「細かいことは気にするな!」というアニキの声が聞こえた気がするので気にしないことにします。

なお、一応COOPプレイもあるゲームですが、そちらはノータッチ。こちらも例によって、簡単なまとめを最後に書いておきますので、お忙しいアニキや硬派なアニキはそちらをどうぞって今回もよろしく…お願い……し……

■目次


■ストアページ

  • マイニンテンドーストア

  • Steam

■紹介など

はい。では改めて本作の概要を。といってもこれに関してはストアページに書いてある公式の説明とトレーラーが一番わかり易いので引用します。一応書いておくとグロ注意です。

『Broforce』は正義を愛するアニキたちが世界平和のため大暴れして道を切り開く、アニキたちによるアニキたちのためのド派手アクションゲーム!
世界の平和が悪の組織に脅かされている?
そんなときはあの屈強なアニキたちが集まった精鋭部隊 "Broforce" の出番だ! "Broforce" はどんなにハードな状況でも屈せず、最後には必ずみんなの自由を取り戻してくれるはず。
…えっ?どこかでヤツらを見たことがある?
そうだな、アニキたちはいつもどこかで世界を救っていたからな!
"Broforce" のアニキたちはそれぞれがユニークな武器を持っている。ダイナマイト、ロケットランチャー、ガトリングガン、火炎ビン、レーザーガン…。悪の組織を倒すためなら何だってブッ放すぜ!敵のアジトだろうがゴリゴリ壁を削って自分の進みたい道を進めばいい。
それでも強大な悪の組織を前にして苦境に立たされるかもしれない…そんなときは世界中のアニキに助けを求めるんだ!最大4人までのローカル/オンラインのマルチ協力プレイに対応しているぞ。

出典:https://store-jp.nintendo.com/list/software/70010000011557.html

どうでしょう?このゲーム終始こんなノリなので、これに対して少しでも笑えるかというのが本作を楽しめるかどうかの第一の関門ですね。これを読んで大笑いできる人は適性ありだし、悪いジョークにしか思えない人は遊ばないほうが無難ですね。とりあえず「コマンドー」の吹替版から見ましょうね!

次にゲームの内容に関してですが、紹介文やストアページの動画の通り「日曜洋画劇場的なキャラで大暴れ!地形ごと敵をぶっ潰せ!!しまいにゃ大爆発!お約束だ!!!」みたいな内容…だと思ったか。あれは嘘だ。

厳密には嘘というわけでもないんですけど、このゲームを既存のジャンルに当てはめるなら「ローグライト要素のあるプラットフォームアクション」という表現が個人的には的確だと思っています。

ちなみにここで言うローグライトは「ランダム要素があり、死亡することによるペナルティが大きい」ことを指しプラットフォームアクションは「足場を乗り継ぎながらゴールを目指す要素がある」ことを指す言葉として使っています。

まず、ローグライトの部分に関してですが、このゲーム基本的にキャラクターを任意で選ぶことが出来ず、ステージを選択すると既にアンロックされているアニキの中からランダムで操作キャラクターが選出され出撃します。

それで、ステージの各所には運悪く捕虜になっているアニキがいるので、開放してあげるとそのステージでの残機数が増えるとともに捕虜アニキに操作が切り替わるのですが、どのアニキが出るのかは決まっていないんですよね。そう、つまるところ。

の時間です。

次にプラットフォームアクションに関してなんですけど、まずこのゲームのアニキたちは意外と命が軽くて、被弾一回、もしくは奈落への落下で残機が減ります。こんなガタイのわりにマ◯オよりも繊細ですね。

それで説明文にも書かれていた「敵のアジトだろうがゴリゴリ壁を削って自分の進みたい道を進めばいい」というのも実はちょっと罠があって、無作為に掘りまくると当然それだけ落下死するリスクが増える点には注意しなければいけません。

ちなみに残機が減ったときもアニキガチャが発生するので、アニキガチャに失敗したからわざとミスをして元のアニキに戻そう。みたいなこともできません。エクスペンダブルズ(使い捨て軍団)ってそういう意味だったの!?

なので見た目と違って意外と堅実なプレイングが必要になる場面が多く、銃をぶっ放しまくり敵をなぎ倒しながら突き進む「俗に言うランボープレイ」をしようとすると思うようにいかない可能性が高いですね。ランボープレイってもう死語かな…

逆に言うと、操作アニキの武器やスキル、地形を上手く利用し奇襲や環境利用を含めたゲリラ戦法で戦う「正しい意味でのランボープレイ」のほうが良いことに気づけると、キャラクターの多さから来るランダム要素と上手く絡んで途端に面白さが増してきます。

一見したときの「デタラメにハジけた雰囲気」と実際に求められる「堅実なプレイング」との間にあるギャップ。これを乗り越えられるかが第二の関門というわけですね。ゆっくりはスムーズ、スムーズは早い。とボブ・アニキも仰っていたし、まずは慎重にプレイしましょう。

次にこのゲームの良くない点に関して、まずランダム要素がある以上仕方がないんですが、各アニキ間の性能差が結構激しいのは気になりました。
そもそもこのゲームの操作キャラは大まかに「近距離パワー型アニキ」と、「遠距離パワー型アニキ」に分かれるんですが、近距離パワー型アニキはその時点でハンデを背負っています。そう、つまるところ

ですね。

というのも、このゲームはステージの各所に爆薬が設置され、敵の中にも自爆兵がいるという、どこぞのクレアモア地雷で木っ端微塵になった兵士詰め所かってくらい大爆発を起こすので近距離パワー型アニキは常に自爆や爆発の余波で起きた落盤事故に気を付けないといけないのです。多分マイケル・ベイ・アニキがステージ監修してるんでしょうね。

あともう一つ問題だと思うのが、各キャラクターの性能に関してチュートリアルが一切されない点。プレイヤーは初見だと視覚情報と元ネタの映画の内容を思い出すことでしかキャラ性能を判別できません。

このゲームをしっかり遊ぼうと思うと、キャラの特色を理解しないといけないというのは先程触れた通りなんですが、一切の説明がされない上に一撃死という仕様なので、せっかくアンロックしてもキャラの性能がよく分からないまま死亡し、忘れた頃に出番が来る。みたいな展開になりがちなのもちょっと残念なところ。

一応、ストーリーモードでは特定のアニキに操作を限定して行う特殊ミッションもありはするんですがそれも各キャラで行えるわけではないようなので、もっとアニキの性能を伺い知れるやつ、いうなれば、そう、

が欲しいですね。

では最後に本作の最大のおもしろポイント魅力でもあるアニキたちの紹介をちょっとだけして終わろうと思います。

全ゲーマーへ、SwitchとSteamで非常事態だ。

容疑者は、190cm、
髪は茶
筋肉モリモリマッチョマンの変態だ

全部同じじゃないですか!?すみません、真面目にやります。

▲射程は短いものの攻撃範囲が広い。ひと暴れすれば気分もイピカイエ~(?)
▲反動がヤバい「どたまかち割り兵器」と「ピカッとするやつ」を完備、原作再現、バッチリです
▲「アニキ」というのは性別ではなく生き様。ゆえに女性キャラも結構多いよ!
▲近距離キャラの代名詞そう、それそれ

結構挙げましたけど、これがほんの一部でしかないってのは本当に凄い。新しいアニキのアンロックは捕虜を一定数開放することが条件になっているんですけど、暗転してど派手なBGMとともに登場するとやっぱりテンション上がるし、「次はどんなアニキが出るんだろう」というワクワク感はこのゲーム最大のモチベーションになっていますね。

■まとめ

【☆良い点】
・どこかで見たことあるキャラクターたちは登場するだけで面白く、次のキャラクターをアンロックするという「作業」が大きなモチベーションにつながっている。
・ランダムで登場するキャラクターの装備や特性を活かし、破壊可能な地形や各所にある爆発物を利用することで様々な攻略法が楽しめ、アドリブが上手くハマったときの痛快さはたまらない。

【★良くない点】
・このゲームを一見したときの「ど派手さ」に対して、実際のプレイングに求められる「堅実さ」のギャップが激しく、それを早めに理解できないと面白さを実感しにくい。
・ランダム性が強い上にキャラによっては一部のボスに太刀打ちできないと格差が大きい。また、それぞれの性能は明確に説明されない点も含め、一撃死のシステムとやや噛み合っておらず不親切。

【総括:およそ500字でまとめると】

プレイ前はストアページの説明やノリノリなトレーラーも相まって大雑把なゲームを想像していたのですが、実際には被弾や落下で即ミスになるなどシビアなゲームで、見た目よりもずっと堅実でやりごたえのあるゲームです。

また、操作キャラクターはステージ開始時にランダムで選出、ステージ中の捕虜を開放することでも自動的に切り替わる。とランダム性が強いのですが、各キャラは装備や特性も個性豊かで慣れてくるとキャラごとに異なる攻略が楽しめる「ローグライト」的な面白さも見いだせると思います。

問題点としては、キャラクターの性能差が大きいので、状況によっては一切活躍できず残機を消耗するような事になりがちな点。また、性能に関して一切説明がないので、アンロックしたものの訳もわからない内に倒され交代といった状況が頻繁に起き、少し不親切に感じました。

とっつきにくさもあるのですが、チェックポイントはかなり多いので根気よく遊び続けてキャラクター性能を理解できれば、それぞれの個性と地形やギミックを活かしたアドリブ性の高さも相まって楽しめるでしょう。映画好きは勿論、友人とマルチプレイするタイトルを探しているという人にもおすすめです。

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