子どもにかける言葉に注意!自己評価を上げる声かけと下げる声かけ
以前、ネガティブなセルフトーク(自己対話)をしてしまったときはポジティブな言葉に言い換えるセルフトークマネジメントについて書きました。
今回は、自分の子どもにかける言葉の選択に注意すべきということについて書きたいと思います。
自分の子どもが悪いことをしたとき、こんな叱り方をしていませんか?
「あなたは本当に悪い子だね!」
このような叱り方をしていると、実際に悪い子になってしまいます。
親が無意識に子どもにかけてしまった言葉によって、子どもの潜在意識に「自分は悪い子なんだ・・・」と刷り込まれ、それを証明するような行動をするようになるからです。
こんな言葉にも注意しましょう。
あなたは算数が苦手なんだね。
あなたは目がパッチリしてなくてかわいそうだね。
子どもを傷つける意図はなく、自分に似てしまったんだなと軽い気持ちでつい言ってしまうことがあります。
でも、言われた子はこのように考えます。
自分は生まれつき算数が苦手だから努力しても無駄だ。
自分は目が小さくて人から好かれない容姿なんだ。不幸でかわいそうな子なんだ。
苦手意識を持たせてはいけません。
子どもの自己評価を下げる言葉は絶対にかけてはいけないのです。
それでは、どのような言葉をかけるべきなのでしょうか。
例えば、
子どもがお友達とケンカして叩いてしまったとき
→ 今回の行動はあなたらしくなかったね。本当はやさしい子だってわかってるよ。
子どもが算数のテストで悪い点をとったとき
→ ここはよくできたね。できなかった問題は一緒に復習してみよう。次はきっとできるよ。
自分は努力すれば何だってできるようになるんだ。
自分は人から好かれやすいから、誰とでも仲良くなれる。
子どもがこのように信じて、積極的に行動できるようになるために、日頃からポジティブな声かけをするようにしましょう。