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祭りの食べ物

ワッフル販売している露店があったから、チョコとキャラメルを一つずつ頼んだ。そしたら、思っていたような、生地に練り込んでいるタイプじゃなくて、液をかけるタイプのワッフルだった。
まあまあ美味しかった。

祭りにあるような露店の食べ物はおいしくないって分かっているのに食べてしまう。これがボードリアールの言う「記号的消費」なのかもしれない。
祭りに売られているものはたこ焼きやお好み焼きなど、比較的調理工程が少なく、すぐに出来上がる物ばかりだ。そのため、工程の多いフィナンシェなどの食べ物はあまり作られない。祭りのものは露店という、調理環境が乏しいせいで、味がシンプルな物しか作れないのだろう。祭りに売られているようなシンプルな食べ物に対して美味しいかどうかジャッチするのではなく、それを横に置いて、祭りにいる人々が作り出す雰囲気に焦点を当てるべきなのかも知れない。

これからは、祭りの食べ物の味にのみ注目するのではなく、作っている人と少し食べ物の話したり、調理風景を一言断りを入れて撮らせてもらったりなど、なるべく食中心にならない視点を持っていこうと思う。
しかし、それらのことをするには調理に関する知識が必要だったり(例:このチャーハンすごいパラパラですね!、どうやってパラパラにするんです?とか)撮らせてもらうにはスマホではなくカメラと話術のスキルが必要だったりする。
カメラさえ持っていれば話しかけても多分変な人だと思われないはず…

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