
年下の男子。スピンオフ。
俺は、山崎天…。

恋愛をこじらせた…一人の男だ…。
そんなある日……。
〇〇:ティッシュですどうぞ〜。
(道端で何人かでティッシュを配る)
…お仕事中の井上〇〇がいる…
俺はこいつのせいで全てを…
ねじ曲げられた…それなのに
今でも頭のどこかで心の奥底で…
好きなんだと…毎晩寝る前に感じる…
山崎:…ん?
…ふと周りを見ると俺と同じように…
一人の男性が〇〇を見つめている…
切なそうに〇〇を見つめる人が…
??:っ……
(そのままどこかへ向かう)
山崎:……?
…なんとなくだがその人に
ついて行ってみると…
山崎:ここって……
…男が入っていったのは…
昔通ってた大学近くの…カフェだった…
聞いたことがある…大学近くに新たしく出来たカフェにイケメンがいると…
だけど…その噂はパタリと消えた…
山崎:とりあえず…入るか。
…そのカフェに入る…。
山崎:注文いいですか
??:どうぞ。
山崎:ホットコーヒーを一つ。
??:かしこまりました
山崎:それと……井上〇〇…。
??:っ……
山崎:俺も振られたのに
ずっと好きでいる拗らせ男子なんで。
??:休憩室で話しましょ。
山崎:わかりました…。
……休憩室にて…。
??:僕は…大園玲って言います

山崎:俺は山崎天って言います
一応、井上〇〇のいとこです。
大園:〇〇くんは…元気?
山崎:まぁはい元気です。
その…〇〇は…
ひかる先輩と結婚…しました…
大園:そうなんだ…
山崎:大園さんも拗らせてるんですか?
大園:まぁそうだね。
短い間だったのに……これまでに無い
ってぐらい好きになってた…。
山崎:俺もです…昔からずっと好きだった
いとことしてだと思ってたけど…
歳を重ねるごとに…恋だって…わかった
大園:久しぶりにスッキリしました……
山崎:俺もです…その、
また話しに来ていいですか?
大園:もちろん
……この日から大園さんと…
交友が始まった……
大園:山崎さん、昨日のドラマ
最高でしたよ!

山崎:ありがとうございます。
大園:流石モデルさんです!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
…そんなある日のこと…
山崎:玲さん…今度、俺と一緒に
プラネタリウム見に行きませんか?
大園:良いですね!
行きましょう!
……プラネタリウムにて…
大園:綺麗…。
山崎:ふふっ。
心)玲さんの横顔も綺麗だな…)
大園:天くん…
連れてきてくれてありがとう…!
山崎:いえいえ…😁
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
…その日の帰り道……

大園:本当にありがとう。
拗らせてた僕をこんな楽しい所へ
少しは前に進めそうだよ…
山崎:…俺と一緒に……
大園:ん?
山崎:俺と一緒にっ…
??:〇〇さん♪
??:ん?どうしたの?
大園:っ……
山崎:なっ……
…向かい側から〇〇と森田が…
幸い気づいてない…
森田:今日は夜ご飯何がいいですか?
〇〇:ん〜。オムライスかな?
森田:ふふっ。いつもオムライス
そんなに僕のオムライス好きですか?
〇〇:めちゃくちゃ好き…//
森田:……//
〇〇:な、なんか言えよ…//
森田:う、嬉しいです…//
…〇〇と森田が近づいてくる…
大園:あ、あぁ…っ…
山崎:玲さん…
ガシッ…グッ……ギュッ…
…玲さんの手を取り〇〇達に…
背を向けるように玲さんを抱きしめる…
〇〇:ふふっ…ん?
森田:〇〇さんどうしました?
〇〇:あ、いや…なんでもないや(笑)
…そう言って通り過ぎる…
大園:あ、ありがとう…
山崎:……
大園:ど、どうしたの?
山崎:さっき…少しでも前に進めそうって
言ってたじゃないですか……。
大園:は、はい…
山崎:一人で進むんじゃなくて
俺と一緒に進みませんか?
大園:ふぇ?!
山崎:正直言います…
俺、玲さんのことが…
好きです大好きです…!
大園:っ……//
山崎:最初は傷の舐め合いをする
同士の人ぐらいに思ってたけど…
大園:うん…
山崎:会えば会うほど…
深く関わっていけばいくほど…
好きになって…大切にしたいと
思いました……
大園:…グスッ
山崎:これからも…お互いの心に空いた
穴を埋めて…二人で幸せになりましょ…
大園:うん…😭
山崎:こんな俺でもいいなら…
俺と付き合ってください!!
(手を差し出す)
大園:僕で良かったら…喜んで!…//
(天の手を握る)
山崎:うぅ…っ…😭😭
…こうして二人は…結ばれた…
皮肉にも二人を傷つけた〇〇は…
二人を結びつけたキューピットになった


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
………終わり
〇〇:ふふっ。天にも彼女かぁ…。
土生:何ぼーっとしてるの?
〇〇:あぁ…すみません(笑)
土生:〇〇くんにしては珍しい(笑)
……何十年も一緒にいたいとこの
背中姿に気づかないはずがない……
…この男は……罪な男である…。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
……終わり