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誰かより上の方で暮らしている

現在、夫と元気な小学生2人と愉快に暮らしています、
ななめてんぱ と申します。
今朝、ちょっと散歩に出かけたら雨が降ってきて、
でもお天気雨だし、キラキラして気持ちいいな~
すぐ止むだろうよ~と、思っていたらどんどん強くなって。
でも止むだろうよ~、、、
なんて歩き続けたけれど止まない。
結局ビショビショになって帰宅。
帰宅と同時に雨は止む。

振り返れば私は、1人暮らしの頃から1階で暮らしてきました。
その理由と言えば、

「逃げやすいから」

もし何かあったら、
怖い人が侵入してきたら、
きっと窓からも逃げられる。
窓の数だけ出口がある。

例えば窓の数と同じ人数で、
それぞれの窓から侵入されたらどうなるかわからないけれど、
それは立てこもりでもして特殊部隊に捕まる時か、
本当にやばいことをして大きな組織に追われた時かな
と、思う。

そういうことで、1階ばかり選んできました。
そんな私ですが、今年の夏に転居したこの部屋は、
なんとエレベーター無し、団地の4階。
逃げる出口はただ1つ!
なぜ今回は4階を選んだかというと、子供が大きくなったことと、
私の1階への熱意より、子供の「高い所に住んでみたい。」を優先させたいと思いました。
実は私も、誰の目も気にせず窓を開けられて、夕焼けも月も見られる部屋に暮らしたいという願望があり、
いつ訪れるかわからないピンチの時の事ばかり考えず、もっと日常を楽しもうと思いました。

しかし、

子供が産まれてから、1階を選ぶ理由がもう一つ増えていたのです。
それはやはり階下への音問題。
子供には悪気はなくとも、どうしても何をしても、
うるさくなってしまう仕組みになっている。
それがうちの子供たち。

人から何か言われたら嫌だし、注意されたり怒られたりするのって怖いじゃないですか。
こちらは大丈夫なんです。
上の階に住む人が多少うるさくても、こちらが迷惑をかけてしまうよりは気持ちが楽!
こりゃないよ!っていうくらいの騒音は勘弁だけれど、たいてい大丈夫。

転居前の上の階の家族はとても元気でした。笑
我が家よりもいくつか小さな子供がいるから仕方ないと思っていたけれど、今日はいつもより子供の足音が騒がしいなーと時計を見ると、
23時や0時を過ぎているということも多々あった。

でも気にしない気にしない。
我が家が上だったら、きっともっとうるさいはず。
子供だって眠れない夜もある。
(結構あったみたいだけど、、、)

今、わが家はどうかというと、
転居前より、静かに暮らしております。笑
子供たちも話がちゃんとわかるくらいに成長してくれました。
そして運よく、階下に暮らすご家族はとても優しいのです。
そして、お子さんも大きく、
ご家族で朝から夜遅くまで仕事や部活や習い事などで忙しく、
あまり家にいないそう。
なんてラッキーなんだ。
誰かより上の方に住むって、虚弱の精神を持つ私にはなかなか擦り減る日々なので、この幸運はありがたい。
でも、ご迷惑おかけしないように、
「猫のように歩く。」が我が家の家訓です。

そういうわけで、いまのところは大丈夫そうです。


そういえば、若かりしある日、
1階に借りたアパートの部屋で1人テレビを見ていて、
その頃は確かマツケンサンバの振付師、真島茂樹さんがテレビに引っ張りだこだった頃で、いろいろな番組でダンスを披露していました。

たまたま見ていたその番組は、タレントさんや観客に教えながら一緒に踊るという内容。
(こんなに同じダンスばかりしてよく飽きないなー)
(マツケンよりマツケンサンバ踊ってるだろうな)
と、私はボーッとしながらただ見ていて、
そんな時、
「さあ、みなさんで踊ってみましょう」的なタイミングで、なんだか天井が急に騒々しくなった。
けっこうな足音?だなぁ、、、
それでもボーッと、あまり気にしないでいたけれど、ある瞬間ハッ!と、なった。
なんだか、真島茂樹さんが止まると止まり、動くと音がする。
ような気がする。
意識してみるとやっぱり、

そう、気づいてしまった。

踊っている。
上の階の住人もマツケンサンバしとる。

確か、一度だけ見かけた上の階の住人は、同い年くらいの女性で、わりと静かそうな子だった。
人は見かけによらないと言うけれど、
百歩譲って、その子が何か踊ったとしても
それはマツケンサンバではないはずだった。
私の中の彼女はマツケンサンバは踊らないはずだった。

でも、あなたの自由だから。
本当、気づいてごめんね。

でも大丈夫だよ。

その後、私は世間からだいぶ遅れて入手した
ビリーズブートキャンプに入隊することとなる。

1階でビリーズブートキャンプ

2階でマツケンサンバ

何かきっかけがあったら仲良くなれていたかもしれない。

と、いう話で閉じます。

読んで頂き、ありがとうございました。

ななめてんぱ

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