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平和を願う イスラエルとパレスチナの問題

トップ写真はエルサレム旧市街 キリスト教会とイスラムモスクが見えます。


今日は緊急時事ネタ
イスラエル問題について書きます


日本では大々的に報道されていませんが、イスラエルとハマスが戦争状態に突入しております。ハマスによる大規模なミサイル攻撃。イスラエル領土への戦闘員の突入。双方ともに大きな被害。

世界各国では大々的に報道されているニュース。日本では大きく報じないのはなんか違和感を覚えます。

都市伝説的な話として、日ユ同祖論は耳にしたことがあると思います。伊勢神宮に多く見られる籠目紋と、ユダヤのシンボルである六芒星。現在のイスラエル国旗ともよく似ています。

マサダの要塞にイスラエル国旗

これまでのブログでも軽く触れているアーク伝説からも、日本と古代イスラエルの関係は、まんざらでもないのかな?そんな風に感じてしまいますね。

世界中で迫害を受け続けて2000年


第二次大戦中、ナチスからの迫害を受けた600万人のユダヤ人。アウシュビッツ収容所で行われたガス実験による大量殺害。当時同盟国であった日本。この実態を知っていたのか。

ポーランド アウシュビッツ収容所
ガス室へ送られる最後の線路(悲しいですが現実でした)

東洋のシンドラーと呼ばれた杉原千畝氏。リトアニアに赴任していた外交官でした。ナチスから逃れるためにヨーロッパへ脱出するユダヤ人難民のために独断で数千のビザを発給したといわれてます。

大きな美談としてテレビ放送で何度も見たことがあります。日独伊三国同盟は1940年9月に締結。杉原外交官がビザを発給したのは1940年夏。ナチスドイツとの同盟締結直前の時期。

果たして本当に一人の外交官の独断であったのか?表に出せない天の声があったのか?私には分かりませんが、古代から私たちの知らないところで、何かが動いているのか。そう考えてしまいます。

現在、イスラエル外務大臣となられたコーエン氏。外交官として日本に駐在しておりました。駐在中、一度だけでなく数回。徳島を訪れています。剣山にも登られたそうです。目的は・・・。気になります。

世界一難しい紛争


がらっと話を変えて、皆さんはイスラエルとパレスチナの問題。どれほど理解されてますか?この問題について書き出すとブログが終わらなくなります。

紀元前からずっと繋がるお話。この問題に関していうと、比較的近代と呼べる約2000年前。イスラエルはローマ帝国によって滅ぼされ、国を追われます。流浪の民として世界各地に散らばり、ユダヤ人コミュニティをつくり、宗教的教え、文化をつないできました。また、迫害を受け続けてもいました。

マサダ要塞 ローマ帝国によって陥落 ユダヤ人は世界へ散る

2000年間、流浪の民として世界各地で暮らしていたユダヤ人。1948年、2000年前、自分たちの領土であった現イスラエルの地で独立を宣言。ここから血で血を洗ういざこざが続いています。

イスラエル側からすると、2000年前まで自分たちの国。自分たちの領土だという考え。

一方、イスラエルが2000年という期間、不在だった間に、パレスチナの人たちがその地に住み、生活していた。

ある日、突然、領土を分割されて、出ていけと言われる。一番の原因はパレスチナを半統治していた英国の2枚舌外交。双方に良い条件をちらつかせ、うまく利用しようとした結果、収拾のつかない事態となって逃げだした。

ヨルダン川 対岸にパレスチナ国旗
ヨルダン川 目印で領土が分断 白い服はキリスト教徒

軍事力に勝るイスラエルは、どんどんパレスチナ側に進行。パレスチナはテロで対抗。国連が描いた理想、ユダヤ民族とアラブ民族の共存国家は夢となってしまっている。簡単にそんな感じです。

三大宗教の聖地エルサレム


ユダヤ教、キリスト教、イスラム教。それぞれの宗教の聖地エルサレム。
一度、国を失えばどんなことになるのか。2000年間流浪を続けた末に復活させたイスラエル国家。

エルサレムに建つアルアクサーモスク
パレスチナ側に建つイエスキリスト生誕の地に建つ教会

突然、現れたユダヤ人によって、追い出され迫害を受けるパレスチナ。どっちが良くて、どっちが悪いという問題では収まりません。そこに宗教対立が加わって泥沼。

人々を幸せにするはずの宗教によって殺しあう。胸が痛みます。

エルサレムの日常


最後に雑談。私は2019年9月、イスラエルを旅しています。
私がエルサレムを訪れた日はユダヤ教の休息日でした。お仕事をしてはいけないので、お店も日没から開店します。
(今回の攻撃はユダヤ教の休息日に仕掛けられました)
昼間はユダヤ教の正装で、エルサレムの嘆きの壁がある広場に多くのユダヤ人が集まっていました。

休息日 嘆きの壁に集まるユダヤ教徒

嘆きの壁がある旧市街には、オスマン帝国が作ったバザールが長く続いています。そこを歩いていた時、突然、人が言い争う大声。駆け付けてみると、ユダヤ教徒とアラブ青年が小競り合い。

バザールを歩く正装したユダヤ教徒

なにも知らない私が止めに入ろうとすると、ガイドに強く静止されてしまいました。すぐに、銃を構えたイスラエル兵が駆け付け、事態は収拾しましたが、そんな光景がエルサレムの日常です。

あちこちにイスラエル兵士
パトカーのフロントガラスには金網

平和を祈ります


今回の戦闘により、イスラエル側の民間人や女性を含む兵士が捕虜とされています。条約とか国際法なんて戦場ではなんの役にも立たないのは、ウクライナでロシア兵が何をしたか。先の大戦でソ連兵が樺太でなにをしたか。ISが侵略した地で何をしてるのか。目を背けてはいけない。強く思うと同時に、捕虜とされた人達が、何事もなく家族の元へ帰れるように祈るばかりです。

第一次大戦時、捕虜として日本に連れて来られたドイツ兵。敵としてではなく、暖かく接して交流を深めた徳島県鳴門の人たち。そんな国民性を持った民族であるということを誇りに思います。

惻隠の情無き者は犬畜生にも劣る。世界の宗教は分かっているはずなのにな~。日本はすごい国ですね。惻隠の情。守りたいです。

今日も最後までお読みいただきありがとうございます。
世界が平和であることを祈りましょう。

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