戦国タイムスリップ〜4話〜
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稲穂 𓈒𓂂𓏸まさか小松姫の娘になれるとは思ってなかったけど…… 案外、この暮らしもいいかも
小松姫 稲穂
稲穂 あ、母上。
小松姫 そなたの侍女となる者を連れてきた。他にもつけるが、そなたとよく関わるであろう侍女を3人紹
介する。
稲穂 侍女……
小松姫 どうした?不服か?
稲穂 いえ、初めての侍女ゆえ、嬉しいのです。
ありがとうございます…!
小松姫 そうか。それは良かった。
では、早速紹介しよう。入ってきてくれ。
千夜 失礼致します。この度、稲穂姫様の侍女となります。千夜でございます。姫様を支えていきますゆ
え、どうぞ色々ご質問くださいませ。
子雨 同じく、姫様の侍女、子雨でございます。
これからどうぞ、よろしくお願い致します。
峯 同じく、峯でございます。姫様、いつでも私を頼ってください。よろしくお願い致します。
小松姫 特に千夜は稲穂の育ての乳母となる。
なにか困ったら、千夜に言うのだぞ。稲穂
稲穂 𓈒𓂂𓏸千夜……ちよ……ちょ……蝶?!
あ…… わかりました。千夜、お子雨、お峯、よろし
く頼みます。
小松姫 3人とも、頼りにしておるぞ。
3人 はい……!
稲穂 あの…… 千夜と話をしたいので、2人にしていただけませんか?
小松姫 わかった。沢山話すといい。では。
千夜 m(_ _)m
稲穂 m(*_ _)m
スタスタ(去っていく) ピシャン(戸が閉まる)
ーーーーーーーーー間ーーーーーーーー
穂 ねえ、千夜。そなた、どこかで会っていませんか?
千夜 あら、それはありませんよ。私は姫様と初めてお会い致しましたから……
穂 千夜。そなた、蝶なのですか?
千夜 え、さあ誰のことにございましょう?
稲穂 とぼけないでください。そなたは蝶なのでしょう?
千夜 (。´-д-)ハァ- 感が鋭いですね。姫様は。
稲穂 では……!
千夜 そうでーす。私は蝶でーす。よく気づきました
ねー。こんなに早く気づかれるとは、思ってなかっ
たでーす。
稲穂 やっぱり蝶なんだ…… 良かった〜
蝶がいてくれるなら安心だよ……
ーー―――――――――部屋の外―――――――――――――
小松姫 (戸に耳を傾ける)𓈒𓂂𓏸え……?千夜と稲穂が知り合い……?なぜでしょう……
疑いたくはないが……
ガラガラ(戸が開く)
小松姫 稲穂。千夜。話の途中に申し訳ないのだけれど、少々聞きたいことがあるの。千夜、席を外してくれる?
千夜 承知しました。m(_ _)m
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稲穂 母上。聞きたいこととはなんでしょう?
小松姫 稲穂。これから私はそなたに質問をする。
全て、正直に話してくれるか?
〜5話へ続く〜