人生とは-正しく伝える-
警視庁とは退院後もつながっていて、調書に署名したり、証拠品となる「家の中心」という掛け軸や、仏舎利塔?などを提出した。(事件終了後、返却できるがどうするか問い合わせがあったが、私には必要ないので返却不要とした。)
そして、
マスコミがどのような情報をもっていたかは知らないが、どこでどうだっか詳しいいきさつは憶えていないがテレビ局の記者さんにマイクを向けられたことが何度かあった。事務所にも来たくらいだから我が家へ来たとしても驚きもしなかったが、その内のあるテレビ局が自宅に取材に来て、いろいろ話す機会ができた。この時もそうだが私には罪意識がないので堂々として質問に答えたりした。とても穏やかで和やかだったのを記憶している。この方とも事件がおさまるまで長い付き合いになったが、私なりの責任の取り方(終止符の打ち方)として、仲間たちに気づいてもらいたくてホームページを作って全国に発信しようと思った。(これは、警視庁からの帰りだったか、自宅に送ってもらう車の中で切実に込み上げてきた思(観)いだった。)
とはいえ、当時はようやく携帯電話を持ち始めた頃で、パソコンなどは企業が使うもので、個人には全く無縁の時代。まして私は車椅子生活でパソコン教室に通えるはずもなく、関心も全くなかったのだ。
帰宅後、夫に話すと機種は違うが図面を引いたり設計などで使うけどよくわからないという。それでも、とりあえず環七通り沿いに大きなk電気があるのを覚えていてそこへ行くことにする。
エレベーターに乗って売り場に行くも、並んでいるパソコンの何がどうだかさっぱり分からない。結局、店員さんに「すみません。パソコンでホームページを作りたいのですが初めてのことで何も分からないので、必要な道具を揃えてくれませんか。予算は30万円。この範囲内でお願いします。」こんなお客は初めてだったようだが、98ノートとホームページビルダー。そしてコピー機だったろうか。
帰宅後、箱から取り出しとりあえずパソコンにスイッチ・オン。頼りになるのは取り扱い説明書のみ。とにかく説明書を理解すること。キーボードの扱い方も気をつかう。変な所を押すと画面は変わってしまうし、戻し方も分からないので強制終了してやり直し。これはきつい。 (^_^;)
それでもなんとか形を整え送信してみる。すると、サイズが大きすぎてページからはみ出してしまって見にくいと記者さんがコピーして持ってきてくださる。「百聞は一見に如かずとはこのことね。」と感謝感謝だったが、説明書を見ながら何度も試してみる。
漸く出来上がって、何とか様になってきた。
タイトルは
「宗教法人法の華三法行 体験を通しての真実と気づき」。
警視庁の調書の時もそうだったが、私は自分が体験した事のみ語り、余計なことは一切言わない。あの人たちは悪い人だから逮捕してほしいとか感情的になったこともない。
だから、「刑事さんって文章をお書きになるのがお上手ですねぇ・・・。私が言っていないことまで書いている。私はそういうものにサインはできませんので書き直してきてください。」と受け取らなかったこともあった。
だから、ホームページが誕生したともいえる。
そして、私たちを直接指導してきた天仕(てんじ)の裁判が始まり、傍聴しに行った。
傍聴席で彼女たちの証言をしっかりメモを取りながら、「あっ、時期的にこれ違うよね。」と同行者とつぶやいたりもした。
また、傍聴して初めて知る事実もあって、これを知らなければみな目が覚めないと思い、「傍聴記」をホームページに追加掲載することにした。
ーーーーつづくーーー
私を生かし活かしてくださりありがとうございます。
感謝、感謝申し上げます。