毎日が日曜日?65歳までにしておきたいこと、65歳からしたいこと

再雇用も残り1年になった頃、なぜか焦りが…。
このまま年金生活?いわゆる2000万円の貯えもあったし、めぐまれているほうだとは思ったけど、やはり(注)タケノコ生活は不安だった。

再雇用時代の5年は販売関係会社のトップ、とはいえ中小企業なので何でもやる。経営管理や業務改善はお手ものだったけど、業務の半分は若かりし頃鍛えた営業、これをやったら面白いように注文が取れた。

パワハラ時代の「習うより慣れろ」「あきらめない営業」「誠意と熱意とスピード」営業はこれに勝るものなしと痛感したものだ。このまま続けても十分、会社の役に立つ自信はあったけど、そこは大会社65歳になったその月末に予告もなしに卒業となる。

どこからか声がかからないかなあと期待もしたけど、半年前にとにかく動いた。取り引き先の同業メーカー、さらに中小企業だけど、思い切って面識のある社長に履歴書を送った。「なんでうちに?」と上場企業の役員も務めた私の直接オファーに最初はびっくりされた。

夕飯をごちそうになりながら面接、「若いころ培った商品知識が生かせる職場で一営業マンとしてやりたい」率直な気持ちを伝え、正面から受けてめてもらえた。

待遇は少しもめたかも?社長に「今の半分でいい」控えめに言ったつもりが、持ち帰りとなった。それでも少したって、半分に少し足りない額で合意し、何とか65歳からの糧を確保できた。

この辺は想像だが、常識的な額はやはり、厚生年金が減額されない年金と合算して年収600万円弱、年金が200万円なら給与は400万円(ボーナス込み)というのが65歳からの上限かも…。

怖いもの知らずが奏功したわけだが、私にもプライドはあるし、年金の減額幅は上限を超えた額の50%なので、給与は少しでも高いほうが本人の手取りは、増えるということをこれからの人は覚えておいてほしい。但しこれはあくまでも現行の年金制度が変わらなければという前提だが…。

これは人から聞いた話だからよく確かめてほしいが、64歳のうちに退職すると失業保険がそこそこもらえるらしい。自分は勤務先が決まっていたので適用にならなかったが、厚生年金は前年の年収がベースとなるので現在、1000万円近い年収のある人は65歳からの厚生年金はおそらく全停止になるはずで、すぐに悠悠自適とはならないことは覚えておいて損はない。

人類のこれから悲観的な現実も多いが自分なりの最適、快適をつづっていこうと思う。

(注)衣類や家財などの持ち物を少しずつ売って食いつないでいく生活を指し、特に第二次世界大戦直後の窮乏生活の状態を指す言葉です。


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