静岡・富士宮ひとり旅2022.5
そうだ、大人の自由なひとり旅、とシャレこもう!
そう思い立つと、いてもたってもいられなくなるもの。
それが、旅行・グルメ系ユーキューバーだ。
5月某日。
気候も良いし、有休ももらったので、ぶらっとひとり旅に出かけよう。
リュックに荷物を詰め込み、朝も早よから、京都駅から新幹線に乗りこむ。
行く先は、静岡県。
富士山が見えるあたりをぶらぶらしたい。
浅間大社にお参りしつつ、静岡県のグルメも食べよう。ウフフ!
名古屋駅で、新幹線を途中下車し、ホームの『住よし』で、立ち食いきしめんモーニング。
久しぶりの、名古屋きしめんを堪能する。
ウホー、あつあつで、美味しい!
名古屋駅前から再び新幹線に乗って、静岡駅に到着。
在来線に乗り換え、富士駅へ。
見延線で富士宮駅へ。
富士駅からの身延線が、とってもステキ電車だ。
富士山の方へ北上していく路線で、電車内の車窓も大きく広くとっていて、全面に広がる富士山の偉容がばーん!と。
・・・バーンと見えるはずが、富士山方面が曇ってて、今のところなーんも見えん。少し残念だ。
そのうちに、晴れ間も出てくるやろう。
12時に、富士宮駅に到着。
少し歩いて、『富士宮焼きそば』をランチにいただきましょう。
ゔーん、あいかわらず富士山方面の空は、曇っとるなー。
どないなっとんねん。
浅間大社近くにある、小さな町食堂『さの食堂』。
壁際の席に陣取り、富士宮焼きそば、大盛りを注文。
魚粉がかけてあり、焼きそばは短くカットされて、優しい味わい。紅生姜が酸っぱくて、とても美味しい。
あっさり味で、ソース追いかけしても良かったかな?
一心不乱に焼きそばをとぅるとぅるっ、といただき、完食でござる。
たいへん、満足して、店を出る。
改めて、富士山がそびえているであろう、空を見上げるが、どんより雲が漂っている。お山の影すら見えてこない。
でもまあ、いずれはね。あんなに大きなお山だもの。
姿を隠そうとしても、隠せるもんでもなし。タイミングやね。
と、思いつつ、今度は浅間大社へと歩き出す。
神社周りの小川の様子を見たりしつつ、浅間大社にお参りする。
15年前のお正月以来、2度目のお参りとなる。
羊一族の健康と発展を祈っておいた。
祈りって大事やもんね。
おみくじを引いて、ちゃんと大吉をゲット。
ヒジョーにテンション上がる。
旅行運も、とても良いらしい。
よーし、今年も旅行系ユーキューバーとして、有意義な有給休暇を消化するぜ!
オーーッ!!
本殿に参拝したあと、神社内をゆっくりと散歩。
スマホのウェザーニュースによると、昼過ぎ14時から、晴れてくるらしい。
その頃には、きっと富士山もお姿を見せてくれるはず。
時間潰しに、境内をゆっくり散歩する。
その昔、鎌倉の武士たちが、流鏑馬、笠懸大会をこの境内で催し、源頼朝公に披露したのだとか。
東国っぽい逸話やねえ。
富士山の山麓で、関東の武士たちが、武芸を競っている様子が目に浮かぶようだ。いいですねえ。
あいかわらず、曇ってて富士山は全然見えんが。
富士山の雪解け水、『湧玉池』からこんこんと水が湧いている。
そこには、楽しそうに泳ぐ、鴨🦆あり。
優雅に池を周回する、富士カモ軍団の勇姿に目を奪われる、羊好大尉(カモ好き)。
神社内を、やたらとウロウロしすぎて、歩き疲れた。
右奥辺りに、富士山が見えるはずなんだが・・・。
あいかわらず、雲が分厚く覆われて、なんもみえん。
どないなっとんねん。
ぶちぶち言いながら、缶コーヒーを飲む。
いつまでたっても、雲の流れゆく様子はないので、14時に富士宮を撤収することにした。
はるばる京都から富士山を見にきたのに、まったく姿を現さぬ。
カケラも見えん。なんなん?
今日は静岡で1泊するので、明日、晴れてたらもう一回来よう。
富士山の方角を、未練たっぷりふりかえり、ふりかえりしながら、静岡駅に戻ってきた。
15時過ぎ。
夕方まで時間あるので、駿府城公園でも散策しましょう。
当初の予定では、静岡鉄道『ちびまる子ちゃんラッピング電車』に乗るつもりだったが、富士宮で粘りすぎたせいで、出発時刻に間に合わんかった。
そのぶん、駿府城公園を楽しみましょう。
お堀の橋を渡って、のんびり歩く。
公園内のお花畑をながめて楽しんでいたら、ベンチに座った女子3人組が、シャボン玉を吹いていた。
お花畑を、シャボン玉がふわふわ浮かんでいる
駿河女子は、可愛らしいねえ。
微笑ましく思って通り過ぎる。
徳川家康公の銅像の前に参上する。
大御所様、毛利家家臣、大羊メイ右衛門、御目見得つかまつる!
公園中央の池には、駿河カモ軍団🦆が、ひなたぼっこ中。
ボケーっと、カモ見る幸せ。
公園でうろちょろしてたら夕方になった。
静岡メシで夕飯にしましょう。
てふてふ歩いて、静岡駅前へ。
明日は晴れたらいいな。
駅ナカのお食事処『三久』で夕飯でござる。
まずは、静岡麦酒でカンパイや!
くーー、ノドにしみよる!美味いッ!
アテは『静岡おでん』盛り合わせ。
「魚粉&青海苔はお好みでかけて下さい」と、店員に言われ、遠慮なくバッスバっスかける。
濃い味が足されることによって、酒のアテには最適な感じになる。
ビールがすすむうー。
おでんもすすむうー。
ムームー言いながら、カウンターで1人飲み。
本日のおひとり飲みのお供は、電子書籍版『中国の歴史〜中国思想と宗教の奔流・宋朝』。
王安石と司馬光のガチバトルをサカナに、ゆっくりビール飲む。
静岡麦酒おかわり下さいな。
それと、海鮮丼もください。
最初はお刺身1枚ずつ、醤油をひたひたつけて、ちびちびと食うてやる。
絶品海鮮をビールのアテにしながら、器用に電子書籍のページもめくる。
中盤からは、丼に上からわさび醤油ぶっかけて、米ごと食らう。
お味噌汁も飲む。浅漬けをかじる。
そして、電子書籍のページをめくる。
北宋の宰相、王安石の掲げる新法による政治改革と、旧法を盾に現状の既得権益を守ろうとする司馬光一派の政治闘争が面白い。
どっちが正しい、どっちが間違ってる、というのは置いといて、新法党の王安石一派の、言ってることは正論なのに、メチャクチャ態度が悪いヤツとか、正論一本槍で、現状無視したりするアタマ固いヤツとかの、生々しい人物像が今に残ってるところが楽しい。
その不評を利用して、自分がのしあがるために政敵を引きずり下ろしたり、国益無視して讒言したり。
旧法党も同じ様相。権力争いの手段として、新法派に反対して、個人攻撃したり、足を引っ張ったりと忙しい。
北宋後期の政治的大混乱が、水滸伝の時代、そして北族『金』が南下してくる下地となる。
あーあ、おもしろい。
という感じで、アルコール的にも歴史的にも仕上がりました。
ごちそうさまでした。
静岡メシ、サイコー!
ほろ酔いで店を出て、静岡駅前からホテルまで歩いていく。
近くのコンビニで、お酒と、かつおぶしチップスを買い込み、のんびりホテル部屋飲み。
ホテル大浴場で温泉に入って、ホッコリする。今日はあちこち歩き回ったので、疲れた。
熱いお風呂がしみわたるのー。
明日こそ、富士山見れたらいいなあ。
翌日。
朝から、ホテル内大浴場温泉でホッコリしてから、ホテル朝食。
今日の静岡市内は、雲ひとつない晴天。
今日こそは富士山を拝みたい、と、昨夜からネットの富士山天候情報や、富士見定点カメラを追っかけてるが・・・。
本日の「富士見」値は、最低の『1』。
これじゃあ昨日と同じやんけ。
・・・今回は、富士山見るのは諦めよう。
こればっかりは、天気の問題なので、どうしようもない。
予定を変更、早めに静岡を出て、在来線で浜松駅に行きましょう。
静岡を出発し、11時頃に浜松駅到着。
浜松で、みんな大好き『浜松餃子』でランチにしましょう。
今日は、いろんな餃子の種類🥟が食べられる、『浜太郎』浜松駅前店でランチをいただきます。
うーん、何食べようかな。
焼き餃子か、エビ餃子か、シソ餃子も美味そうだ。
チーズ餃子、キムチ餃子、桜エビ餃子、水餃子も捨てがたい。
ウヒョヒョ、と、ニヤニヤして歩きながら餃子を選んでるうちに、『浜太郎』到着ー!
・・・ん?
『浜太郎浜松駅前店・営業時間17時から』
だと??
グブォー!(岡田あ〜みん式吐血)
う、ウソやろ?
半年前まで、昼から営業してたやないの?
『浜太郎』さんの餃子だけを楽しみに、富士山見物諦めてはるばる浜松まで来たんやで!?
それはあんまりに殺生やおまへんか!
ねえ!?ねえってば!?( ; ; )
しょんぼりしながら、浜松駅に戻る。
前回、野菜が甘くて美味しい焼き餃子が印象的だった、『石松餃子』で、餃子15個定食と、静岡麦酒をいただく。
美味いぞお!
浜松餃子は最強やね。静岡麦酒もね。
昼から飲むビールと餃子は、最高でんな。
『浜太郎』のことは無かったことにして、静岡地ビール🍺のノドごしを味わうのでした。
おなかもいっぱいなったし、時間もあるし。
このまま在来線乗って、京都へ帰ろう。
豊橋駅から、大垣行き急行。
大垣駅で乗り換え、米原行へ。
平日の在来線乗りは楽し。
また行こっと。
今回は、まことに残念ながら、富士山は見れなかったが、次こそは!!
【おしまい】