札幌藻岩山⭐︎MRS聖地巡礼の旅2019.6
羊好大尉は、旅する歌人。
『石狩川たくぼっくり』の名で、今日もどこかを旅をし、メシを食って温泉に入り、ついでにうたを詠んでいる。
6月某日。
昨晩は、会社の飲み会で騒ぎすぎて、アタマ痛い。
酒も強くないのに、調子に乗りすぎた・・・イテテ、と痛むアタマをさすりながら、旅の荷造り。
今晩から、新日本海フェリーに乗り、札幌旅行に出かけるのだ。
夜20時、神戸三宮から、舞鶴港フェリーターミナル直行バスに乗る。
23時、北海道の小樽港に向かうフェリー、はまなすに乗り込む。
毎度おなじみ、新日本海のフェリー旅だ。ウフフ!
翌々日。
昨日は、新日本海フェリー船内で、日がな一日昼寝して酒飲んで。
本読んでメシ食ってまた昼寝してたので、体がなまりまくっとる。
ホテル・ドーミーイン小樽をチェックアウト。
本日、小樽の朝は快晴!
小樽駅前から、札幌行きの高速バスに乗り込む。
札幌駅前からは、マンガ『波よ聞いてくれ』の聖地・藻岩山へバスで向かう。
藻岩山ロープウェイ乗り場に到着。
札幌には何度も来てるが、藻岩山ロープウェイに来るのは初めてだ。
窓口の人に聞くと、山頂までは、ロープウェイ→ケーブルカーのコースと、ロープウェイ→徒歩散策のコースがあるらしい。
うーん、どうしようかな。
少し考えて、ロープウェイ→徒歩を選択。
藻岩山の大自然を満喫しながら、散策して山頂まで行ってみよう。
藻岩山の自然を・・・。
大自然すぎて、クマおるやん。藻岩山。
大丈夫なんですかね・・・。
木々に囲まれた山道を、てふてふ歩きはじめる。
・・・ゔー。坂道ばかりで、しんどいよう。(登り坂キライ)
・・・ゔー。頭の上をカラスがカアカアと、うるさいよう。(カラスうるさい)
・・・ゔー。大自然は、もういいよう。(登山キライ)
などと、ブヒブヒ文句言いながら、森林道をひたすら登る。
誰一人、すれ違わず、追い越されず。
徒歩で、山頂まで歩くヤツは、あまりおらんようだ。
クマも出るからね。
ホンマにでたら、どうしよう。
藻岩山、山頂まで、あとちょっと!!
ブヒブヒ言いながら登って歩いて、やっと山頂付近に到着。
あー、疲れた。しんどい。(徒歩16分、わずか600メートル)
・・・でも、景色は、最高やね!
天気も良いし。
ちゃんと下界から頂上までのハイキングコースを登った人たちも、ゆったりと休憩しておられる。
いやー、山の上は、涼しい風が気持ちいいですね!(山トモ気分)
展望台から、ソフトクリームをペロペロなめながら、景色を見渡す。
関西人なので、見えてる山々がどれとか、東西南北どっちとか、まったくわかってないけど。
雄大な景色に、しばし見入る。
われ、大藻岩山に登頂せり!
藻岩山 岩に腹這い藻に擦り 森の中から熊いずるかも
石狩川たくぼっくり 作
おっと、一首ひねってたら、ソフトクリームが溶けてまう。(ペロペロ)
そろそろ下山しよ。
ゆっくりと鳥の歌を聴きながら、登ってきた道を逆戻り。
ゆっくりラクな下り坂を楽しむ。
中腹にある下りのロープウェイに乗って🚡、景色を眺めながら下山。
これにて、藻岩山の聖地巡礼は終了。
(展望台の本棚に『波よ聞いてくれ』のパンフがひとつだけ置いてあった)
あー、しんどかったけど気持ち良かった。
また、夜とか来よかな。
見渡す夜景が、なかなか素晴らしいらしい。
これから市内に戻って、ラーメン食いに行こう。
すすきの方面に行く路面電車の駅を、キョロキョロ探してると。
「駅はアレだわー!」
と、叫んで走り出す道民おばちゃん軍団がいたので、急いでついて行くと、逆方面の路面電車駅だった。
「ちがう、向こうだわー!」
と、道民おばちゃん軍団は、モタモタしている私を押しのけて、歩道を走る。
怖いけど、軍団の一員として、必死に走ってついていく。
おばちゃん軍団のおかげで、路面電車には無事乗れた。
路面電車に揺られて、すすきの方面へ。
地下鉄に乗り換え、澄川駅へ向かう。
ラーメンの名店『純連』へ。
今日は、味噌ラーメンをいただく。
札幌で食べる味噌ラーメンは、なんでこんなに美味いんだろ。
札幌駅に戻り、夕方。
ヒマだったので、久しぶりにパチスロ蒼天の拳でも打とうかな。
・・・どうやるんだっけ、この台?(ポコポコ)
入ったり出たりしてたら、5千ペソほど浮いたので、サッサと勝ち逃げだ!
この5千ペソで、お寿司食べに行こう。
札幌駅JRタワー内の『根室はなまる寿司』にて、お寿司をいただく。
上りカツオ、サーモン、ウニ!
エンガワ、本マグロ。
あーー、美味い。ビールもうまし!
シメはウナギといきますか。
ビールをおかわりして、お寿司タイム終了。
あー、おいしかった。
大満足して、ホテルにひきあげる。
パチスロの勝ちで、ラーメン代と寿司代がタダになったので、美味さも倍増やね!ウフフ!!
ホテルに帰って、少し部屋のみし、大浴場でひとっ風呂浴びる。
だらだらと本読んだりスマホゲームしてたら、華麗なる寝落ち。
翌日。
朝風呂に入り、ホテルの朝めし。
コーヒーを飲みながら、落ち着く。
昼過ぎの飛行機で帰る予定なので、札幌市内でうろちょろしてる時間はある。
北海道大学キャンパス内を散策してみよう。
北大は、広大で緑多い大キャンパスで有名だ。
学生さんは、構内が広すぎて、歩いてられんので、自転車移動しているそうな。門から結構歩いてるのに、広すぎて学部の建物が見えてこないくらい。
古河講堂。
北側へ、ズドーン、と直線道路。
この道路脇に、それぞれの学部があるらしいが、敷地が広くて遠すぎて、並木に隠れて見えません。
芝生を、小道を、ふらふら散策。
やっぱり、北大広いよなー。
ポプラ並木へ。有名らしい。
花木園の池。妖精でも住んでそうだな。
緑多い、良い大学やなー。
と、感心しながら、1人で写真撮って、歩いてを繰り返す。
さらにキャンパス内を、歩き続ける。
教育学部、農学部、理科学部、その他もろもろ。
ホントに広い。
まだ北端ではないが、そろそろ引き返そう。
まだまだ北大散策したいけど、広すぎてキリなさそう。
戻りついでに、北大総合博物館に入ってみる。
喫茶ルーム。なかなか良い雰囲気だ。
北大グッズとかゆっくり見てみたかったが、それはまた今度にしよう。
そろそろ、札幌駅に戻らなくては。
昼過ぎ。
新千歳空港に早めに到着。
まずは、腹ごしらえをば。
『松尾ジンギスカン』で特上ラムと生ビール。
楽しみにしてたんやもんね。
味付けラム、美味い!サッポロクラシックも美味いッ!
昼メシを済ませたら、楽しいお土産タイムだ!
空港内のお土産コーナーをグルグル周ってお買い物。
そんなこんなで、12時40分。
まだ出発まで時間ある。
空港内の『新千歳空港温泉』で、露天風呂に入ってホッコリする。
おお、頭上に響くジェットの轟音が、趣ありますねえ。
風呂上がって、リクライニングルームで、ゆっくり14時まで仮眠。
ジンギスカンのラム臭も、すっかりぬけた。(たぶん)
万全の態勢で、手荷物検査をくぐる。
ピンポーン!!
あ、あれ??
すると、G20のせいで警備を厳重にしてるのか、屈強な道警の担当官が飛んできて、ジロジロ観察される。
あ、あのう、たぶんズボンのベルトのせいです。バックルが金属製だからかなあ?
「すぐ、取って、それ!もう一回くぐってみて!」
と、G20を狙うテロリスト候補を排除せなあかんのか、口調がいつもより怖い。
急いで、ベルトを引っこ抜き、検査のゲートに戻ってくぐる。
ピンポーン!!
「!!」
道警の目が、ギラリ、と光ったような・・・。
ち、ちがいます、多分、腕時計外すの忘れてまして・・。
「すぐ取って!」
道警だか、空港の担当者だかに追い立てられ、今度はなんとかチェックに引っかからずに済んだ。
ヤバー。このまま連行され、厳しめの尋問を受けるとこだった。
恐ろしげな搭乗検査をクリアし、のんきに雪印パーラーの牛乳ソフトをペロペロなめていると。
「えー、peachからのお知らせです。なんか、飛行機が遅れてるので、15分出発が遅れまーす。」
と、ケロケロした口調で、peach航空の遅延をアナウンスしていた。
またかよー。
乗客も、こんなもん慣れっこで、ビタ一つ動揺せぬ。
みな、無言でスマホを見ている。
大人しく待ってるしかないもんな。
ピーチな航空のせいで、関空に着いたのは、予定より30分遅れ。
おかげで、大阪駅行きのリムジンバスを乗り過ごし、小1時間、関空の第2ターミナルで待つ羽目になる。
やれやれ。ターミナルのセブンイレブンで、コーヒーでも買おうかな。
んん?セブンイレブンのコーナーの一部が、床一面、水びたしになっている。
どうしたんや?これ。
「アハ、先輩、ここ水ヤバイですよー」
「ホンマやねえ。あっコラ!逃げるな、モップで片付けなよ!」
「キャッキャ!」
「アハハ、逃げるかー?ふつうー!」
とか、店員同士なんだか楽しそう。
いい職場ですねえ。
コーヒーを飲みながら、ホッコリする、羊好大尉なのでした。
さ、そろそろバスの時間だ。
お家に帰ろっと。
【おしまい】