ひきこもり文学・ひきこもり芸術
(写真は本文と関係ありませんm(_ _)m)
今は8/31、ここ数日台風がゆっくりウロウロと、どこに行くのかどうなるのか、落ち着かない日々が続いていますが、
そんな不安定な天候の間を縫って、神戸オレンジの会さんに短いゲリラ訪問、
前回とは違うスタッフさんともお話させて頂き、オレンジさんの月刊通信「扉」を頂いて帰りました。
帰って拝見して、その豊かな表現世界に魅了されました。
これは、ひきポスさんを始めて拝見したときも、同様で、
ひきこもりの枠を超えて、とても興味深く面白い作品や情報に感銘受けました。
ひきポス
前回私たちの会での、「日々の過ごし方」でも話が出たり、感じていましたが、
これは個人的見解ですが、皆さん元々感受性が豊かで、また一人一人稀有な体験をしてきたということ、そのうえ時間があることで、熟成度が増すということもあるのかもしれないと思ったりします。
もともと表現や創作は、孤高に自分や世界と向き合うところから産まれる、ひきこもることを余儀なくされる、というか自ら望んでそうなる部分があると思います。
昨年重度障がい当事者の作家市川沙央さんが、芥川賞を受賞されました。表現力は障がい関係なく凄いもので、読んで圧倒されましたが、設定はご自身の環境や経験がなくては書けない、唯一無二のものであり、
そういう意味では、一般的な生活でない状況は、独自の視点や感覚を産む、ひとつの武器でもあるように感じます。
(追記 そういえば、2005年に新潮新人賞でデビューし2012年芥川賞を受賞した田中慎弥さんは、高校卒業以来アルバイトも含め一切の職に就かず、33歳で小説家として身を立てるまでは、外からはひきこもりと捉えられる状況だった。ご本人も周囲も全くその言葉は使っていないけれども。)
どこの居場所でも、みなさんとても人間的に面白く、それはやはり他にはない、それぞれの経験を経てきたからかと思います。
そういうところに魅力を感じるから、私はこういうことやってるんだなと、
扉を見たり、オレンジさんで話したりしながら感じていました。
神戸オレンジの会さんの、文化度の高さ!!
9月は3ヶ月に一度の、ジグザグ交流会もあるみたいです。興味津々!
他にも、抹茶をたてる会、2月に仕込んだお味噌を開ける会!、間接照明作る会、ウクレレの会、陶芸作る会、映画を見る会、ミュージシャンおーまきさんのカフェ…興味深い会がたくさんです。
神戸オレンジの会さんHP