プロセスエコノミー


どんな本なの?

従来の物だけに価値を感じるのではなく、そのプロセスにも価値を感じるような社会に変わってきているということを教えてくれる

なぜこの本に出合ったの?

COTENRADIOの番外編に出演されていた尾原和啓先生のお話を聞いて、今までなんとなく世の中に感じていた価値観をプロセスエコノミーというすごいしっくりくる言葉に言語化されていて興味を持った

心に刺さった内容

・乾いた世代:物質的、快楽的
・乾かない世代:精神的
・隣に住んでいる人の顔も名前も知らず、核家族化や会社での人間関係が希薄になっている社会ではどこかのグループに所属したい
・利他の心が共感を呼ぶ
・溢れる情報の中で人が動くのは本物の情報だけ
・人に共感を得るために、me-we-nowのステップ
・従来の教育はいかに正解を導き出すか、これからは都度修正していく教育
・オーケストラ型ではなくジャズ型の生き方がこれからの生き方
・最初からゴールを決めると選択しを狭めて大きな成功から遠ざかる
・プロセスは個人の好きという価値観や偏愛なので決してコピーはできない
・最初に旗を立てた人が一番の情報強者になれる
・イノベーションは普段繋がらない遠くと繋がるもの
・自分の頭の中で考えられるものは現状の延長線上なので新しいものは出てこない
・ただこの瞬間が楽しいから夢中になって没入していく、その熱が回りに伝染していって多くの人が巻き込まれていく
・自分でも想像していなかった遠いところまでたどり着いて最終的に誰かの喜びになる
・自分が作りたいものに命を燃やすべき

今の自分と会社に照らし合わせてみると?

製造業で働いていると、製品や仕事のゴールが前提で途中のプロセスは全然気にしないのが常。だけども物を作るというのは誰でも作れてしまうと価格競争に陥るだけなので誰も勝者は生まれないよね。QCDで評価して物事を決めようとしているけど、最後は人の判断が入るよねという、人の判断って何?その曖昧な判断をプロセスエコノミーの考え方、つまりその仕事に共感できるかどうかも人の判断に大きく影響するものなんだなと。ものを作るというのはすごいたくさんの人がめちゃくちゃたくさんのスキルを使い、努力の積み重ねで出来上がっているので、製造業の製品やそこで働く働き方にもプロセスエコノミーの考え方を盛り込んでいきたい



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