声に出して読みたい言い間違い
エロテープ
子どもの言い間違い。子育て中のイライラを、一瞬で吹き飛ばすようなパワーがありますよね。
息子も、2歳の頃は日々クスっと笑える言い間違いを量産していました。めがねは、めなげ(砲丸投げにめちゃくちゃ似た新競技)。要チェックは、要チェップ(きっと、ネイティブな発音)。アルパカはアルカッパ(『在る河童』、まだ発見されてない日本文学の隠れた名作)、キャンプファイヤーはパンツファイヤーになります(パンツを積み上げて燃やすってカオス)。ちなみに、セロテープはエロテープになっていました。買いもの中、遠くから「ママ、エロテープあったよ」と大声で叫ばれたときに私の気持ちを察していただけたら幸いです。ちなみに、友人の娘は「えろえんぴつ」を連発し、私の気持ちに激しく共感してくれました。
国民的アニメに関しては言い間違いを通り越して、勘違いのオンパレード。ダダダンマン、ドキンナパンナちゃん、ジャムチーズおじさんと独自にミックス。なぜか、メロンパンナちゃんは、みどりちゃん。まさかの人名です。完全に世界観から逸脱しとるやん。
実は、要観察でした
そんな言葉の魔術師ですが、実は2歳までほとんどおしゃべりができず、1歳半健診では要観察と診断されました。いま思えば1人目だからとあれこれ先回りをし、気持ちを伝えるスキがなかったのかもしれません。
しばらくしたら「飯」「風呂」と会話が単語になって、口を利かない日もやってくるかもしれない。そう思うと、言い間違いがいとおしすぎて、あえて言いなおさせたりはしていません(さすがにエロテープは矯正中)。最後に、息子の名誉のために書き加えると、ここ数カ月は「雨ニモマケズ」の音読に夢中です。新作を期待して聞き耳をたてているものの、これがなかなか言い間違えない。
むしろ「決シテ イカラズ イツモ シズカニワラッテイル」でちらっとこちらを見ています。そうね。
ソウイウ ママニ ワタシモナリタイ