分子栄養学のエネルギー代謝から

分子栄養学でまず習うのは、身体を動かす・臓器を動かすための
エネルギー産生は、糖を原料に、細胞内で行われるということだ。

それには、解糖系で2ATP、TCA回路で2ATP、電子伝達系で34ATP作られる
とのことだが、解糖系は細胞のなか、その他は細胞の中のさらにミトコンドリアの中で行われている。 

私たちはエネルギー切れになるとすぐ解糖系のエネルギー源を求める。
甘いもの、炭水化物、脂っこいもの。そうでなければカフェインやタバコなどで麻痺させようとする。

疲れたとき、エネルギー切れの時に、「TCA回路を回したい」とか
「電子伝達系を回したい」「あぁプロトン(水素)を渇望する!」
「クエン酸が、アコニチン酸が、アセチルCoAがほしくてたまならい!!」
とはならないのはなぜだろう。

ミトコンドリアは独自の核を持っていて、もともと人間とは別の生物といわれている。それが、私たちの60兆個の細胞のひとつひとつに入っているらしい!脳の神経細胞にも。筋肉にも皮膚にも。赤血球には入っていないらしい。

ふ~ん。なぞだなぁ。
別の生物だから、その生物がエネルギー源なのに、その生物のエネルギー不足に、人間は本能的に対処できないんだなぁ!

節制して運動して寝る。そうすると、その生き物は元気になる。
朝気持ちよく目覚めて、エネルギーを補給して活動して、眠ること。
そういう健康な生活こそが、ミトコンドリアが渇望していることなのかなぁ。


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