古謝樹の現在地について語る
ノート書きます!今回は、オープン戦を見たドラIルーキーの古謝樹の印象を、良かった点と課題点に分けて語っていこうと思います。
ここまでの成績
古謝選手は、練習試合オープン戦合わせて現在3試合投げており、
ここまで、
という成績になっております。
プロの洗礼を浴びている
というよりは、四球でカウントを悪くして、置きにいった球を痛打されている、言い換えると自滅している、ここまでの印象です。
大学4年に、制球力が向上して、評価を急上昇させていましたが、まだまだここは課題として残っており、まずば先発としてある程度のまとまって試合を作れるピッチングを目指していく形になっていくでしょう。
それを踏まえた上で、細かく長所と短所を次項目で語っていきます。
良かった点
①ストレートの強さ
彼のI番のストロングポイントで、他にはないスペシャルな部分と言えるポイントです。
この高いアングルとしなりから来る、出所の見づらい威力抜群のストレートは目を見張るものがあり、実戦内でも空振りやファールをとっている場面が多く見られました。
このストレートについて、メジャー通算108本の実績を持つフランミル・レイエスも次のように語っていました。
レイエス 「今まで対戦した左投手の中でも、とても力強い投球をする。直球も力強かったし、変化球も良かった。初対面で、こういう結果になってしまったことは申し訳ないけど、彼はいい投手になると思うよ。」
私も彼のストレートは、楽天だと今オフパドレスへ移籍した松井裕樹以来の高いクオリティだと思っていて、高めに抜けるケースは目立ちますが、松井同様それが良さにも繋がっていると感じました。ストレートはもうプロでも充分に通用する威力だと思っています。
②新球種カットボール
ドラI左腕先発の早川直伝のカットボール。現状、左バッターに有効な変化球があまりない(スライダー投げてはいるが、初見でも当てられていたケースが多く見られた。もう少し鋭さが欲しいところ。チェンジアップも若干シュート成分があって、左には使いづらい球種にはなっている。)中であったので、そこでバリエーションを増やしたのはとてもいいと思っています。
課題点
①目立つコントロールの悪さ
やはり、真っ先にこれを彼の課題と思っている人も多いでしょう。前述した四死球率もそれを如実に表しています。
私はステップ時の肩のラインの角度が原因となっていると思っていて、
こうやって、地面に対して傾きを作ると反動が使える分パワーが出せるのですが、リリースポイントが高くなりやすく、ボールが浮いてしまいコントロールがつけづらくなってしまいます。同じような角度の松井裕樹選手も、ストレートが高めにいく、抜ける特徴がありました。
楽天でコントロールがいい投手と比べると、わかりやすいと思います。このように、肩のラインが地面に対して並行かそれに近い感じなってます。
ただ、前述している通り、彼のパワーを支えてる部分であり、高めで空振りを取れてるのも彼の長所であるとも思っているので、完全にそれをなくすのではなく、スピードとコントロールを両立できるようなバランスをとる形にしてほしいですね。
また、松井裕樹という似たタイプの一流のお手本が在籍していたので、彼をいろいろ参考にできるのは、楽天イーグルスに入った利点になってくるのではないでしょうか。
②引き出しの少なさ
ここは、ぶっちゃけまだルーキーなので、そんな気にするところでもないと思いますが、やはり、まだバリエーションが寂しいなと思うところがあります。
ストレート、チェンジアップ、カットボールなど、要所でいいものは見せてますが、それらを上手く組み立てできているかというと、怪しいところ。
今後はそういう工夫なども取り入れて、いいピッチャーになってほしいですね。
終わりに
ここまでオープン戦を見てて、意外に球強いなぁーと思ってたり、全然技巧派じゃねーじゃん、ていう感じで、結構ドラフト雑誌などとのギャップがあって、将来がもっと楽しみだったり、即効性に若干不安を感じんでいる今日のわたしです。
ただ、持っているものは間違いなくいいものだと、実戦を見てても再認識したので、ここからスケールの大きい投手に育ってほしいですね。
主が思う将来像
先発するジェネリック松井裕樹
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