[読書ログ] 殺戮に至る病

読んだ本

殺戮に至る病

きっかけ

友人に「いままでで一番面白かった本」と紹介されたので、興味が出た。
最近小説を読んでいなかったので、気分転換に読んでみた。

感想

最後の10ページを読むための本。
叙述トリックに見事に引っ掛かり、頭を整理するために2回読みました。
所々あった違和感が全て解消された時は快感でした。

初版が90年代なので、言葉選びが堅めだったり、ケータイが出てこなかったりするのも面白かったです。
今って便利な世の中だな~とか、20年くらい前だと文体が変わるんだという驚きがありました。(著者の作風なのかもしれませんが)

内容に関する感想としては、母親が子供を自分と同一視しすぎている点が気持ち悪かったですね。
現代よりも家庭にアイデンティティがある女性が多かったのかもしれません。

エログロ表現が詳細なので、個人的はR20指定したいですが、
そこの表現を飛ばしながら読んでもトリックを楽しめると思います。

アクション

ミステリは最後まで読まないと面白さがわからないので、
読書時間を確保するハードルが高かったのですが、
自分と感性が近い人を見つけるとアタリ本率が上がることがわかりました。
普段友人と本の話はしないのですが、話題カードに「最近面白かった本」を追加しようと思います。

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