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耳を澄ませて
唄
いつも通りの日々
あれは夢かうつつか
ひとり目を閉じたなら
からだは空に浮かんで
遠ざかる街を
静かに見つめた
ちっぽけなわだかまりも忘れてゆく
#1. 今ではない時間へ
それは「今」と溶けあって
私にもわからない
時は令和幸福時代
それは私の知らなかった時間
みてみたかった時間
そこでは私は外へ溶けだして
なにかを包んでいるような
なにかに包まれているような
限りのない安堵
耳を澄ませて聞こえるかい
答えはいつも君の中に
心をほどけば
ほら 世界は広がっているの
もう怖くないから
飛び越えてくよ
悲しみのかけらも
抱き寄せても生きる唄を
どこまでもゆけるよ
自由な私は
今
#2. 澄ませた、澄んだ耳の奥深く
小さく響くあの音
私の記憶と隠した傷と
ホンノチョットの悲しみと
それもみ〜んな包みこんで
そこにある私
ひろがる私
包みこむ私
包まれる私
そのとき、
見えた!
目の前にひろがるひろいひろい世界
耳を澄ませて 聞こえるかい
答えはいつも君の中に
耳を澄ませて 聞こえるかい
答えはいつも君の中に
この気持ちの他にはなにもいらないから
もう怖くないんだ
吹き飛ばそう
迷いの雨雲
突き抜け思いきり笑う
どこまでもゆけるよ
私は自由だから
#3. 交錯したものさし
あまりの多さに目がまわって 不安になった
すとれい・しーぷ
私は
でも
もう迷わない
笑いあって 溶けあって
ほら、みあげてごらん
私にはみえる
どこまでもひろがる世界
そこでは
どこまでもゆける
なぜなら
私は
自由だから
いつも通りの街
あれは夢かうつつか
ひとり目を開けたなら
風は季節をおしえて
#4. 目の前には現実の景色
でも 今までとはすべてがちょっぴりちがう
夢かうつつか…
うつつの中に夢がみえる
夢の中にうつつがある
うつつは私のストーリーという夢の地平に
すてきな夢はうつつにひろがって
ここはあわく溶けあった汽水域