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【本の基本情報】
著者:藤原美津子
タイトル:運が味方する神習慣
出版年:2024年
ジャンル:ビジネス・自己啓発
出版社:フォレスト出版
ページ数:192ページ

【本の内容の要約】
この本は、神道研究家であり、延べ8000人以上の経営者やビジネスパーソンに運気を上げる方法を指導してきた著者が、神様に味方してもらうための「神習慣」を紹介する一冊である。神習慣とは、神様との関係を深めるための日常的な行動や心がけのことで、本書では以下の5つの章に分けて説明されている。

第1章では、成功している人がやっている「神様との接し方」を紹介する。神様がもたらす「運」の力を信じること、神様と接する優先順位を上げること、神様とのつながりを「点」から「線」に変えることなどが具体的に示される。

第2章では、神様と深くつながる神習慣を紹介する。最高の神参り「黄金の三角形」、一年に一度の伊勢神宮参り、神様とのご縁をつくる方法、初詣には三回行くこと、神様には声に出して言うことなどが具体的に示される。

第3章では、氏神様と崇敬神社につながる神習慣を紹介する。氏神様への朔日参り、自分と縁の深い神社「崇敬神社」を探す方法、十二月に「感謝の神参り」をすること、お賽銭とお初穂で感謝を表すことなどが具体的に示される。

第4章では、神様といつもつながる「神棚」の神習慣を紹介する。神様とつながる「神棚」をつくる方法、遠出するときには必ず神棚に手を合わせること、いただきものや大切なものは一度神棚に供えること、人の名前を書いた紙を神棚に供えることなどが具体的に示される。

第5章では、運を味方につける神習慣を紹介する。鏡を大切にすること、諌言役という鏡を持つこと、神様にお願いするときには「ありがとう」と言うこと、神様に感謝するときには「ごめんなさい」と言うこと、神様に報告するときには「おかげさまで」と言うことなどが具体的に示される。

【本の評価】
本書の強みは、神道の知識や歴史を深く掘り下げるのではなく、現代のビジネスや人生に役立つ具体的な神習慣を紹介していることである。著者は自身の経験や指導した人々の事例を交えて、神習慣がどのように運気やご縁を良くするのか、またその背景にある神様の考え方や意図を分かりやすく説明している。神習慣は難しいものではなく、日常生活の中で気軽にできるものばかりであるため、読者もすぐに実践できるだろう。

本書の弱みは、神習慣の効果や根拠について、科学的な証明や論理的な説明が少ないことである。著者は神様の存在や働きを前提としており、神習慣がなぜ運気やご縁に影響するのか、どのように測定や評価できるのかについてはあまり触れていない。神道に対して懐疑的な人や、より客観的な根拠を求める人にとっては、納得できない部分もあるかもしれない。

著者の目的は、神道の教えや神社の役割を広く伝えることと、神様との関係を深めることで、読者の運気やご縁を向上させることであると思われる。著者の視点は、神道の伝統や文化を尊重しつつ、現代の社会やビジネスに適用できるように工夫したものであると思われる。

【自分の感想やおすすめの理由】
私はこの本を読んで、神道について興味を持ちました。私は神社に行くことはあっても、神様との関係や神習慣についてはあまり意識していませんでした。しかし、この本を読んで、神様とのつながりを大切にすることで、自分の運気やご縁が良くなるという考え方に共感しました。特に、神様に感謝や報告をすることで、自分の心が豊かになるという点には、感動しました。この本に紹介されている神習慣は、どれも簡単にできるものなので、私も実践してみたいと思いました。

この本をおすすめしたい人は、以下のような人です。

・神道や神社に興味がある人
・運気やご縁を良くしたい人
・自分の心を豊かにしたい人
・成功している人の秘訣を知りたい人

この本は、神道の教えや神社の役割を分かりやすく紹介し、神様との関係を深めることで、運気を上げるコツを、書いています。


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