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ジェームズ・ガン氏による新DCユニバース第1章『Gods and Monsters』とは?

お疲れ様です。
マーベル・シネマティック・ユニバースが活動する傍ら、あまり音沙汰のないDCEUが気になったので調べてみるとメチャクチャ分かりづらい事になっていました。

なので少しばかり調査内容から噛み砕いてみようと思います。


・そもそもDCEUとは?

ザック・スナイダー版のジャスティスリーグ。
長編ながら面白かった。

DCエクステンデッド・ユニバースと呼ばれるシリーズ群のこと。

・マン・オブ・スティールからブラックアダムまで
・TVシリーズはピースメーカーシーズン1
・小説もあるみたい。

となっている。
そもそも呼び名自体もマン・オブ・スティール公開から2年後の2015年7月1日に米雑誌にて報じられたが本来非公式なもの。フワフワしたまま制作陣側も好き勝手呼んでいたようだ。
追従していたMCUの呼び名と混濁されたりなど、正式に認められたかどうか、現状でも定かではない。


・MCUのせいか、不作続きで頑張れなかった…

あまり良い成績を残せなかったシリーズ4作目のワンダーウーマンで興行収入を吹き返し、DC社の方針はクオリティ重視にし、繋がりを強調しないようにしたと言う。

するとDCEU集合作品であるジャスティスリーグで過去最低の興行収入を叩き出した。

個人的には嫌いになれない一本だけど…

組織再編も行われ、ウォルター・ハマダ氏が社長就任。アクアマン、ジョーカーともに良き成績を残すが「ジャスティスリーグ2」の制作延期から低迷続けていくことになる。

・DCスタジオが設立

MCU畑から鞍替えしたジェームズ・ガン監督には
頑張ってほしい所である。

2022年、DCフィルムズにかわってDCスタジオが設立。
ガーディアン・オブ・ザ・ギャラクシーなどを手掛けたジェームズ・ガン氏。そしてアクアマンとシャザムの制作に携わったピーター・サフランが共同CEOに就任したことで、新たなシリーズDCUが生まれたようだ。


・新DCユニバース第1章『Gods and Monsters』とは?

ジェームズ・ガンはこの発表とともに「DCの歴史は滅茶苦茶だった」と発言した。昨今のマルチバース設定においた複雑なシリーズを整理、そして新たなジャスティスリーグトリロジーを扱う構想があったのだろうか。

何にせよ、要は断捨離を始めたのだ。

それは今後展開する8~10年の構想を練るためなのだろうと、コメントからはうかがえる。



・Gods and Monstersはどこから?

ザ・フラッシュでは時間軸を弄ってしまった最速ヒーローが世界を変えてしまうマルチバース物の話になる。

ここからはDCU作品の説明になる。正直映画を見ていないと伝わらない世界設定のため、心してほしい。

シャザム!~神々の怒り~
ザ・フラッシュ
ブルービートル
アクアマン/失われた王国

以下未公開(公開順)
クリーチャーズコマンドーズ
ウォラー
スーパーマン(2024年2月にスーパーマン:レガシーから変更された)
ランタンズ
以下9作を予定している。

これはジェームズ・ガン氏のxアカウントに投稿されたもの

因みに撮影は始まっているようだが、ピースメーカーシーズン2だけDCUになっていると公式からアナウンスがあった。
 

・完全なリブートではなく、世界改変後の世界

完全リブート、と言われるとこれもまた当てはまらないようだ。というのもジェームズ・ガンの言葉を要約すると。

DCEU
↓ザ・フラッシュ
DCU
となっているようだ。

というのも、ザ・フラッシュによって起こった世界改変された後の世界を舞台としているのだろう。

ジャスティスリーグトリロジーを終えて、Chapter1「Gods and Monsters」と呼ばれる枠を取り、現存公開されているものも多少含まれている。といった解釈でいいのだろう。
なんにせよ、スーパーマンの公開を待つしか無さそうだ。


・その他のシリーズについては「DCエルスワールズ」

エルスワールズの意味としては「運命の書」によって書き換えられた世界。これによってDCUとしては別軸の世界線として成立させてるようだ。
だが後付設定が否めないため、齟齬が合わない部分もある。

以下はエルスワールズに含まれている作品を紹介しよう。


・バットマン・エピック・クライム・サーガ

歴代のバットマンよりも年若いが、その分過激でエモーショナル。見所が多い作品だ。

マット・リーヴス監督は自身の3部作の1作目、映画『THE BATMAN-ザ・バットマン-』を舞台として広がる世界をバットマン・エピック・クライム・サーガと称すると公表した。

・後日譚であり、現在U-NEXTでも配信しているドラマシリーズ「The Penguin」
・コミックスになるが、前日譚にあたる「リドラー:イヤーワン 」
・ゴッサムシティ警察を主役としたドラマシリーズ(タイトル未定の)

これらのタイトルはすべてこのサーガに含まれるようだ。
因みに続編として2026年10月2日に米公開予定であるThe Batman Part IIも控えている。

更に言えばマット・リーヴス監督は、バットマンが捕まえた犯罪者が送られる精神病棟「アーカム・アサイラム」を舞台にしたドラマ「アーカム/Arkham」を製作進めているが、これについてはDCUシリーズとなっているそうだ。


・ジョーカーシリーズ

社会的旋風を巻き起こした作品。

トッド・フィリップス監督が手掛けた「ジョーカー」、その続編となる「ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ」は完全独立したシリーズだと発言されている。


・スーパーマン&ロイス

これぞシリーズ制作側に翻弄された被害者だと言える。

アローバースから派生したドラマシリーズだが、制作者サイドのごたつきに巻き込まれていた。
シーズン4まで制作する予定だったが、予算を大幅削減。レギュラー準レギュラーを含めて7人は降板したことを受けて、シーズン3で幕を閉じだ。

因みにこのドラマシリーズだけはアローバースと縁もゆかりもない事に後から設定されてしまった。



・こんな感じかな

他にもアニメイテッドシリーズなんかもエルスワールズになるようだが、これからは基本的にジェームズ・ガン監督が携わらない作品はDCUではないという認識で良さそうだ。

これからも情報は追いかけていこうと思う。

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