2022年11月11日に日本語授業の学生たちは「家族とは何か」という問いについて哲学対話を行った。私には、そう言う問いは答えしにくかった。まず、父か母、兄弟、祖父母などの血縁関係がある人を家族とされることは普通だそうだ。そして、結婚とか養子縁組を通して法的な関係を築いた家庭も家族と呼ばれるだろう。しかし、その家庭のメンバーに対して「家族だ」と言う認識がでないと、本当に家族だと言えるか? 哲学対話当日に日本語授業の皆さんがその家族の繋がりのことをもっと深く議論した。血縁の繋が
2022年10月2日に日本語授業の学生たちは「役に立つ歴史とは何か」という問いについて哲学対話を行った。 前回の哲学対話とお同じように学生たちは哲学対話以前に「教育」というトピックに関わる哲学的な質問を考え、自分なりの答えを出した。最近、歴史教育や歴史教科書問題を巡って色々なディスカッションしたので、私に最も気にしたのは「『自虐史観』は実際に存在するものであるか?そうだったら、本当に問題になるのか?」という二つの問いだった。自分の意見を要約すると、「自虐史観」は意味がない用
2022年9月16日に日本語授業の学生たちは「なぜ人間は『美』を体験するのか」という問いについて哲学対話を行った。 哲学対話以前に学生たちは「人間」というトピックに関する哲学的な質問を考え、自分なりに答えて授業に来る義務があった。最近、人工知能と人間の関係を巡って色々なディスカッションしたので、私に最も気にしたのは「人間と人工知能はどう違うか」という問いであった。自分の意見を要約すると、主な違いは人間が様々感情が感じられ、他人に表現できて、他人の複雑な感情も了解できるという