新学期の技⑤ やりたいことをA3一枚に~曼荼羅のススメ~
インプットをアウトプット
夏休み中
・あっ! これやってみよう
・授業にこれ取り入れよう
・これを中心に学級づくりしよう
と思われた方多いのではないでしょうか。本を読んだり研修に出かけたり、サークルで学んだり。
アンテナをはるとどんどん新しい情報が入ってきます。
ですが、それをインプットのまま終わらせると実践化になかなかむすびつかない・・そんな経験ないでしょうか(私はあります)。
数年前から年度初め、学期始めにやりたいことをキーワード化し、曼荼羅図にまとめる作業をしています。
そう!大谷選手が高校生時代にやっていたあれです。
曼荼羅図
これです。真ん中に8つの中心となるキーワード。
周りに、そのキーワードを実現するための具体的な方法。
空欄があるのは・・・そうこれ絶賛作成中なのです。
作り方
作り方はいたって簡単。
①Excelで9×9のマスを作成
②A3 1ページになるようにセルの大きさを調整。
→なぜA3かと。 それはトヨタに関する書籍に
「トヨタは提案をA3 1ページにまとめる」
のような記述があったから。
③ど真ん中には大切にしたい子ども像
私の場合 ・具体的な発見(ができる子)
・個性的な表現(ができる子)
→学年によって変わります
④中心の周りに実践する上でのキーワードを
私の場合
交流
承認
ICT
言葉
自治
表現
発見
→自分にわかればいいんです。
→この作業がとても大切です。実践したいこと、学んだことを
8つのキーワードにまとめ直すのです。具体的な手立てが、
キーワード化する作業を通じて、自分の中でつながってきます。
⑤周りのマスの中心にキーワードを配置
⑥各キーワードの周りに具体的な取り組みを
注意点?
空欄があると埋めたくなるのが人の心理。
あっ あれもやってみたかったんだ
そのようなものもどんどん入れましょう。
作成しているとなんとなく子どもたちの顔が浮かんできます。
これっていわゆるイメージトレーニング。
イメージトレーニングの効果は実証済み。子ども達の前に立った時にきっと今まで以上にその実践が行いやすくなっている・・・はずです。
具体的な手立ての抽象度に差はありますが、それは自分が見るもの。自分が見て「こうするんだ」というのがわかればOK
大丈夫です。誰も見てませんから(笑)
曼荼羅図のキーワード、これは子ども達の姿、学級の姿とつながります。
承認・・・誰もが承認される学級に
交流・・・子ども達どうしが対話を
これって、授業づくり、学級づくりの方向性そのものです。それに向かっていろいろな手立てに取り組んでいくことになりますよね。
曼荼羅図って
学んだことを整理しながら
かつ
学期中の、学期終わりの子どもの、学級の姿をイメージ
できるものなんです。
キーワード化するのも、1つ1つの手立てを
点
ではなく、
線
にします。点より、線で取り組んだ方が継続的に取り組める、
それは、即ち、子ども達の力になると・・・私は思っています。
曼荼羅図と並行して、学期の戦略もA3 1枚にまとめる作業を
並行してやっています。これはまた次回以降に。