一人の時間を過ごしていると、見る世界が普段と違うと感じた話。
1人で出かける。
美術館に行き、展示物を見た。
自由に赴くまま
行動するのはとても楽だが、
自由すぎてもつまらない。
なんて贅沢で
わがままなんだろうと
振り返る。
クリスマスケーキの予約を終え
年末の準備も進む。
美術館周辺は、
夏の光を十分に浴び、満ち足りた様子の落ち葉が
行き交う人の足にまとわりついていた。
足にまとわりつく妖怪がいたような。
いや、猫か。
コーヒーをテイクアウトしたが、
カップが特殊な形をしていて飲みにくい。
帰りに寄ろうと思った書店は改装中。
天気予報では雨だったが
雲間から光が漏れていた。