悲しすぎる実話 4
3話で話した兄と妹の二人の事も話しておこうと思う。
私はこれらをコンテストに出してはいるが、今、現在、私は追い詰められている状態だ。だからこそ、千文字では伝えきれないと感じた。世に出るのが目的で書いている。このまま追い詰められたら私は間違いなく自殺するだろう。その為、彼らの人生や私の事を誤解されないよう細かく書いておく。
小学生の時に4人しかいない塾だった。今では有り得ないが、成績の順番に座らされていた。私は既に勉強から頭は離れて、哲学を誰にも言わず学んでいた。私の場合は、自分の人生が哲学そのものだったからだ。
兄は優しい子供だった。妹は可愛い子で、成績が一番良かった回数は、その女の子だった。私は3番か4番の繰り返しをしていた。
一度、小学生の頃、兄妹の父親に映画を見に連れて行ってもらえた。この事から、父親は父親らしい人だった事がわかる。私は父に一切構って貰った事は無く、逆に父の得意の囲碁を、正座で何時間も無理矢理見せられていた。
今でも忘れない。何の映画かは知らずに連れて行ってくれて、それは
『ルパン三世のバビロンの黄金伝説』だった。私はルパン三世のアニメは好きだったし、アニメや漫画を悪と見なしていた両親だった為、アニメ映画などは見た事も無かった。
私が中学生の時、もうその塾は皆、辞めていて連絡を取る事も無かった。しかし、父親が病気で死んだと知らされた。三話で話した事はここら辺りが原因だと思う。兄も妹も両親から虐待など受けていない事は昔から知っていた。優しい男の子だったし、妹も内気で可愛い子だったからだ。
しかし、一気ストレスが増すと打たれ弱いだけあって、それが引き金になりやすい。私の友人が虐められたのは、既に昔の人格では無くなっていたのだと思う。
そして、成績のあまり良く無い兄のほうが医者になり、成績の良かった妹は薬剤師になった。人生はいつ何が起こるか分からない。父の死によって彼らの人生も大きく変わった。
未来のためにできることは多い。しかしまずは過去を知らなければならない。同じ事を繰り返さない為にも必要だ。私には多くの事があったそれらを全て書くつもりでいる。惨劇が繰り返さないようにするには、まずは世間に知らせるべきだと私は考えているからだ。
私が何故、文章を書けるほどになったのかはまだ先の話だ。
理由はある。それもまた酷な話ではあるが、未来の為に全てを語ろう。
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