アリストテレス
“欲望は満たされないことが自然であり、
多くの者はそれを満たすためのみで生きる”
流石としか言いようがない言葉である。
攻めようがないとは正にこのような
言葉であると思ってしまう。
確かに誰もが欲望を叶えるために生きている。
それが例え大小に関係なく、
それぞれの人には満たされない何かが必ずある。
彼の言葉はその通りではあるが、一応、説明を
入れるのであれば、
欲望というものは、欲求でもあり、満たされない
心を満たす何かでもあり、それが不安等の感情的な
ものまで含まれる。
それらは人間であるならば、誰もが欲する。
つまりはそれが欲望というものである。
人間は欲望のためなら人殺しも厭わない人もいる程、
心の弱い人間をも動かすほどのエネルギーである。
それは夢に近い存在でもある事から、その欲望を
叶えることが出来るのは僅かしかいない。
それを知っているのか、知らずに頑張っているのかは
自分しか分からないものではあるが、アリストテレス
の言うように、多くの人はそれを満たす為に生きている
のは確かなものであると言える。
“欲望は満たされないことが自然であり、
多くの者はそれを満たすためのみで生きる”
アリストテレスも当然ながら、そういった経験をしている。
ソクラテスやプラトンの哲学的思想を受け継いで、
哲学というものを確立させた。
今から約2300年前の事ではあるが、この言葉を見れば
理解できるはずだ。
非常に優秀な人間だと言える。
この時代でも、他の時代でも、現代でも、
欲望を満たすために犯罪行為に及ぶ事は多々ある事だ。
最近は軽犯罪から重犯罪まで目立つ日々が続いているが、
本来は抑制しなければならない事である。
特に性欲に関する犯罪で、教師等がよく捕まっている。
その職についた目的が、盗撮などをする目的で教師という
分別を教える立場の人間が、そのような愚かな真似をする
のは問題である。
当然ながら捕まった人の何十倍もいるのだろうとは
思う。教師だけでなく、政治家等もそうであるが、
それを仕事としてやるからには、責任能力が問われる。
しかし、実際は責任能力は問われないで、辞職や休職
等をして世間を誤魔化している。
ここまで多発している現状を見ると、それらを仕事と
する場合、一筆書かせるべきだと思ってしまう。
こういった犯罪行為を行った場合に対しての処罰として、
一筆書かせれば、多少は減るはずだからだ。
それらが刑事裁判になるとすれば、それが足枷となり、
欲望を満たそうとする時に迷いが生じるのは確かな事で
あるからだ。
実際、そのような事に手を染める人間から学ぶ事は
無いと言える。自らの手を汚し、複数人の人生の未来を
壊す事にも繋がると言えるからだ。
学校側はどうやっても、そのような行為を受けた女子や
女性の名前は伏せていても、必ずバレるものだからだ。
重罪にしても問題ない程の行為である。
罪が重くなれば、実際に行動をうつす人は確実に
減るだろうし、自制心を養う事に繋がる可能性も
出てくると言えるからだ。
重罪だと分かっていながら、そのような行為に及ぶ人は
ハッキリ言えば、一種の病気に属する事になる。
相応の施設に入れて、直すべき問題であるが、
実際は軽い罪として扱われている。
未来を担う、未来あるまだ幼い子にとっては、
トラウマとなる子も少なくはないと思うからだ。
人は誰もが秘密にしている欲望がある。
当然ながら私もある。
しかし、欲望に身を任せるような真似はしない。
正確に言えば、した結果、後悔してからは
しないと決めた。
敢えて自らの恥を書いたのは、自分自身と約束を
したからだ。限りなく意味のある嘘であっても、
嘘はつかないと決めたからだ。
限りなく意味のある嘘とは、簡単に言えば、
当然ながら自分の為では無い。
真実を知れば、耐えられない可能性が少しでも
ある相手には考慮するという事にしている。
話して、考えた末に言うべきだと思えば、
事実を伝えるし、話す前から錯乱状態のような
相手なら話をしながら落ち着かせて、話せる
ようなら話すという意味になる。
その他の誓いを立てた事も、しっかりと
守っている。
“欲望は満たされないことが自然であり、
多くの者はそれを満たすためのみで生きる”
アリストテレスのように的確に人間を見る力が
ある人なら、例え、犯行に及ぶ前から、実行に
うつすであろうと考える事は出来るが、
現代では極々少数の人にしか、それは出来ない。
実にハッキリと断言していながらも、
それは事実であるとしか言えない言葉で、
この欲望という言葉を使う事によって、
色々な意味を持たせる事も加味しているから
断言できる言葉となっている。
人間は変わらないという私の持論は、
彼等が生きた時代と現代を比較しても、
科学の進歩は目覚ましいが、人間自体は
変わらない事を指している。
その言葉も、色々な国や時代背景を見ても、
人間は人間でしかないからそう思った。
人間は知的生命体でありながら進歩しない
生き物である。
アリストテレスの言葉も、個を指して言葉と
している。
実にこのような断言する言葉は、見ていて
気持ちの良い心にしてくれる。
確かな事だからこそ、そう思わせる。