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人に喜んでもらえたこと
先月は少し大きな仕事があったり、体調を崩したりで(今年の風邪は症状が長引いてる人が多いみたいですね)、記事の更新が滞っていました。
今日、人に喜んでもらえたある出来事があったので、日記替わりに記録しておきます。
私は趣味で楽器のサークルに参加しています。
さほど練習量も多くないゆるいサークルですが、数カ月に1回、カフェでミニ演奏会をやらしてもらっていて、今日もその演奏会の日でした。
といっても、観客よりもメンバー(6人)の方が数が多い、とてもささやかなイベントです。観客もメンバーの家族がほとんどです。
(別の意味でこのカフェの経営が心配になります)
たまに部外者の方も来られるのですが、子供連れが多いです。
そんななか、今日は見慣れぬオッチャンがカフェに入ってきて私たちの演奏を聴いてくれていました。
誰かの知り合いかな?と思いましたが、そんな様子もありません。
クリスマスソングを含む何曲か歌い終わった後で、そのオッチャンがおもむろに拍手して、
「ありがとう!ずっと洋上におったから久しぶりにクリスマスの曲を聴けて嬉しかったです。ほんとにありがとう!」
と言って、帰っていかれました。
最後まで聞いてくれたら良いのになと思いつつ、ずっと洋上にいるこの人は何のお仕事をしてる人なのかな、海技職なのか、海上保安官なのか気になりました。
さっと帰ってしまったので、結局職業はわからずじまいです。
今の時代、洋上で生活する仕事とて、音楽を聴くことくらいはできそうな気もするのですが、きっとこの方の仕事はそれが難しい状況なのだろうと、勝手に解釈しました。
私たちの決して上手ではない演奏と歌に対して、とても清々しい笑顔でお礼を言ってくれたことがなんだか心に残り、少しでもこのオッチャンの日頃の苦労を癒せたのかなと、嬉しい気持ちになりました。
洗練された演奏でなくても、人に喜んでもらうことはできるものなのですね。
私の仕事は、組織としては人のお役に立っていると思えるのですが、かなり分業されている仕事なので、自分自身の行動が直接誰かの役に立つ実感を得られる機会は正直少ないです。
今日のように、仕事でなくても自分たちの活動が人の気持ちを多少でも明るくできたんだと思える出来事に出くわすと、こちらの気持も少し明るくなりますね。
最後までご覧いただきありがとうございます。