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過ぎゆく頃とこれからと。

明けましておめでとうございます。

あっという間に12月になり、あっという間に冬が来たと思ったら、2025年になっていた。

夫も義理の母も今年は月日が経つのが早かったと何度も言う。

義理の母が同じ話を何度もする癖に慣れたのはここ数ヶ月。一種の諦めであり、私が成長した証だと心のなかで自分を褒めている。

夫は出向で職場が変わったので、慣れるように目まぐるしく働いていたのだろうと想像はする。

日に日にお互いの両親が「老いているな」と実感するこの頃。タイムリミットが近づいている事を感じているのか、黙々と身辺整理をしている。 私の両親は断捨離に目覚めているし、義理の両親は大切なものの所在を何度も話すようになった。

私も40歳になったのだから当たり前かもしれない。

40年間生きたなんて信じられない。

1月2日に中学の同窓会があった。

私の恩師(ドラえもん)が闘病生活で激痩せしていて驚いた。当時職員室に行くとよく煙草をふかしていて、専門教科は数学だったが教えるのは下手だった。「お前らバカばっかりだな」が決まり文句で、今だったらコンプライアンス違反もいいところだ。
ドラえもんみたいに膨らんだ体型を私も他の生徒達はこよなく愛した。多くは語らず、ただそこにいるだけなのだが、バラバラだったクラスはいざとなると、不思議なくらい団結したのだった。

「ちょっと男子ーぃ」と言われていた男子は男子ではない…「おじん」である。女子達は40歳とは思えない若々しさに加えてどこか妖艶な人が多くあっぱれだった…。

不思議なもので、どんなに大人ぶっていても、同窓会の空間ではみんなどこか幼くなり、あの時の「中学生」に戻ってしまうのだから、人とは不思議な生き物である。

嫌な思い出ばかりの中学時代だったのだが、みんな大して覚えていないし、楽しかった事だけが思い出されるものなのだ。

人はちゃんと忘れて、前を向けるように出来ているのかもしれない。


同窓会の会場を出た私は、どこか晴れやかで新たな気持ちになっていた。

嫌な過去に少しだけ「さよなら」出来たような。
今を大切に。
これからを生きていくのだ。

今年は沢山学び、遊ぼうと思っている。

3月に「東京で開催する学会に一人で行きたい!」が第一目標。
幼い娘は私と離れるのが大嫌い。
だから、少しずつママと離れる練習を始める。

もし、夢が叶って。
一人で東京に行く事ができたら…
それこそ、何年振りだろう…

このわくわくを誰も止めてくれるな…。

今年もどうぞよろしくお願いします。

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