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【車中生活35日目】ランタンの灯りと心の灯り朝6時、いつもの時間
に目が覚めた。外はまだ薄暗いが、道の駅には早朝から人の気配が漂っている。僕の一日は、ここから始まる。歯ブラシを持ち、いつもの道の駅のトイレへ向かう。車中生活を始めた頃は、公衆トイレでの歯磨きに抵抗があった。でも、今は慣れたものだ。周りの視線も気にせず、これが僕の日常だと思えるようになった。
車に戻り、狭いスペースで着替えを済ませる。小さな空間だが、自分だけのプライベートルームのような安心感がある。着替えを終えたら、今日は仕事の現場に向けて出発だ。
現場仕事と午後の自由時間
午前中は現場での作業。12時に仕事が終わり、少し疲れた体を引きずるようにして車へ戻る。午後は特に予定がなかったので、車の中でパソコンを開いて作業をすることにした。この日はホームページの更新作業。お客様の目を引くデザインや文言を考えながら、ひとつひとつ修正を重ねていく。
車中生活の中で、車内作業は日常の一部だ。狭い空間でもできることは限られているが、工夫次第で仕事も娯楽もこの中で完結する。モバイルバッテリーやタブレットを駆使して、効率よく作業を進めることがコツだ。
夜のひとときとランタンの灯り
19時ごろ、いつもの道の駅に戻ってきた。寒い夜風に身を縮めながら車を停め、カーテンを閉めてランタンを点灯させる。ランタンのLEDライトが車内を優しく照らす。僕が使っているのは、DAISOで購入したシンプルなランタン。もう1ヶ月使っているが、最近は光が少し暗くなってきた。そろそろ電池を替える時期かもしれない。
夕食は、スーパーで買ったカップラーメン。お湯を注ぎ、湯気が立ち上るのを眺めながら3分待つ。車中生活では、こんな簡単な食事でも十分だ。ランタンの淡い光の中で食べるカップラーメンは、なぜか特別美味しく感じる。この狭い空間が、僕にとっての「家」であり、落ち着ける場所だ。
寝袋の中で迎える安らぎの時間
夕食を終え、外はさらに冷え込んできた。早めに寝袋に入り、タブレットを手に取る。YouTubeでお気に入りの動画を観たり、Amazonプライムで映画を楽しむ。これが僕のささやかな楽しみであり、ホッとできる時間だ。
車中生活をしていると、普通の家にいる時よりも「ホッとする時間」の価値を強く感じる。狭い空間だからこそ、小さな喜びがより大きく感じられるのだ。暖かい寝袋とお気に入りの動画、そしてランタンのほのかな灯り。それだけで十分幸せだと思えるようになった。
車中生活での工夫と気づき
車中生活を始めてから学んだのは、工夫の大切さだ。例えば、ランタンの電池切れを防ぐために予備の電池を持ち歩くことや、モバイルバッテリーを活用して常にスマホやタブレットを充電しておくこと。どれも些細なことだが、これが快適な車中生活を続けるコツとなる。
また、寒い夜を乗り切るために、寝袋の中に湯たんぽを入れるのもおすすめだ。僕はまだ湯たんぽを持っていないが、次の買い物リストに入れている。こうした小さな工夫が、日々の生活を豊かにしてくれる。
共感する人たちへ:小さな幸せを見つけよう
もしあなたが車中泊や車中生活に興味があるのなら、始める前に小さな工夫を考えてみてほしい。道具一つで快適さが変わるし、不便な環境の中でも楽しみを見つけることができる。
車中生活は決して贅沢な生活ではない。でも、ささやかな幸せを見つけるには十分な場だ。狭い空間だからこそ、大切なものを見極める力が育つ。そして何より、自分だけの時間を過ごすことができる。
応援メッセージ この車中生活の日々を共有することで、誰かの背中を押せたら嬉しいです。もし共感していただけたら、応援の一言をいただけると励みになります。あなたの応援が、この小さな車の中の大きなエネルギーになります。
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