ガラガラex構築研究メモ
●はしがき
10/30(水)リリース『Pokémon Trading Card Game Pocket』について、フォロワーにつられて始めてみることにしました。
確認すると第一弾のパックには3種類あり、一部共通のカードはあるものの収録内容が異なる。最初なのでまぁいいが、これから新弾出る度に毎回3種類出るとなると無課金でついていくのはしんどそうである。
さて、聞いた話によるとミュウツーのパックが強いらしいとのことで最初はそれを引いていくと、ガラガラ(ex)が手に入った。このガラガラは1枚確定で手に入るらしいが、絵柄違いのガラガラ(ex)も手に入ったため、最初はガラガラ軸のデッキを組んでいくことにしました。
ということで、今回は構築にあたって考えたことを書き残しておきます。折角なので。
●ガラガラexの性能について
ピカチュウex、スターミーexと同様、2エネで始動できるex枠であり、後攻2ターン目から期待値80の火力を出せるのはリリース時点闘タイプ最速であったほど(執筆現在は後に登場したマンキーによりコンボ前提ながらオコリザルが100火力が最速)。基本はその速攻性能を生かし、序盤からホネブーメランを連打していくのが向いている戦い方かというところ。
・悪いところ
原作リスペクトなのか、ホネブーメランは技性能としては技ダメージの分散が大きく、不安定なところが大きい。もちろんダメージが不安定ということはHPの高いポケモンも即座に戦闘破壊できる可能性もあるのだから強いのではないか!?と考える人もいるかと思います。しかし実際にはHP80以下の相手にとってはダメージが上振れしても意味はなく、よって実質25%の確率で0ダメージ、75%で80ダメージとなる技となってしまう。このHP80ラインのカードはわりかし多いため、ダメージの不安定さがデメリットに働いてしまう場面がままあるのが現実。特にダメージが上振れ下振れした場合、サカキが無駄打ちになってしまう場面がほとんどであるのもネックで、例えば相手の残りHP90の際にホネブーメランにサカキを合わせると、50%の確率でサカキ様が無駄遣いになってしまう。最大体力の高いポケモンが少なく、サカキが重視される現在のカードプールでは向かい風。
・良いところ
良いところとしては、闘タイプは弱点をつきやすい色であり、環境とされるピカチュウデッキのピカチュウ系統、特にライチュウであれば弱点込みで75%でワンパンとなるラインである他、最近頭角を表しつつあるマタドガスもサカキ込み、HP100のガルーラならサカキなしでそれぞれ一撃で葬ることが狙えるというのは強み。ダメージに振れがあるということで、HP90以上の相手に対して積極的にぶつけていきたいところ。
●デッキ構築について
・サブアタッカーの必要性
ものづくり一般と同様に、カードゲームのデッキ構築を検討する手順としては、最初にレシピを検索するのが無難。確定枠で出るカードの都合か、ありがたいことにガラガラのデッキ構築は既に多くの先人がおり、検索すると様々な構築パターンが確認できました。
20枚のデッキから初手5枚引くとして、その中で2枚だけの進化カードを引く確率は45%程度しかない。実際には博士の研究などのドローカードもある他、モンスターボールでデッキ圧縮もあるので、正確な確率ではないが、それを考慮しても進化ルートが一つしかないのは速攻コンセプトのデッキとしては厳しいところ。そこで他の進化ルートや強力なたねポケモンを採用するのが基本となり、実際に先人によるデッキ構築でも、他のサブアタッカーを採用する構築がほとんどであった。このサブアタッカーで採用するカードにはオコリザル、カモネギ、サワムラー、ダグトリオなど様々な候補が存在するところであるが、最も構築難易度が低いのが配布デッキに投入されているサンドパンであり、下記のようなこのカード独自の強みもあるので、ひとまず今回はこちらを投入することとしています。
・サンドパンの強み
サンドパンの強みは、後攻サンド攻撃、サンドパン攻撃で丁度ピカチュウexを倒しきることができる点と、スターミーexやフリーザーex、サカキなしならピカチュウexの攻撃を耐えられるHP100にあります。また、先述のとおりガラガラはHPの低い相手には0ダメージリスクのあるアタッカーとなってしまうため、そうした相手を確実に70ダメージで対処できる点も評価でき、サンドの時点では逃げるエネルギーも軽い。
まぁサブアタッカーの枠は環境や持っているカードによって違ってくるところもあるとは思うので、色々試して欲しいところ。自分としてもタケシが集まったらサンドパンと似たような立場のイワーク採用を試してみたりしたいところ。
・デッキレシピ
以上の構想により、現状のデッキ構築は下記のとおり。
サンド×2
カラカラ×2
サワムラー×1
サンドパン×2
ガラガラex×2
傷薬×2
スピーダー×2
モンスターボール×2
博士の研究×2
ナツメ×2
サカキ×1
戦術としては、サンドかカラカラでスタートしガラガラかサンドパンのどちらか引いた方を軸にひたすら殴り続ける、といった非常にシンプルな構成になってます。サンドやカラカラは逃げるためのエネルギーは1つだけなので、スピーダーがあれば即交代できます。
コンセプト通りガラガラでHPの高いEXなどを狙っていくと、コインの出方次第で80ダメージだけ与えてベンチに逃げられてしまうことも多いですが、そこに当てられるサワムラーを1枚採用しています。特にピカチュウexはサカキ込みでも基本倒せないので、逃げた後に奇襲して2点取れるのは良い感じ。
●おわりに
デュエル・マスターズや遊戯王といった先行のカードゲームアプリが既存の紙カードゲームをアプリでも楽しめる!ということにウエイトを置いたアプリであったのに対して、ポケモンカードのアプリはルールもだいぶ異なり、カードは完全に一新した体制でスタートとなったのは驚きでした。
以前の記事でも書いたとおり、紙のポケモンカードゲームは他のカードゲームより先行して市場に出てましたが、その反面ルールやカードプールの整備では苦しんだ歴史もあったので、現代にアプリ化するに当たり思い切った判断をした、ということなのでしょう。個人的にそのあたりはかなり好意的に見ております。
(以前書いた初期ポケモンカードについての記事)
ゲームというのはいつか飽きるべきものなので、そのうちログインしなくなる日が来ると思うんですが、その時までフォロワーと一緒に楽しんで思い出を作りたいところですね。
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