へラルボニーの「異彩の百貨店」へ行った
東京日本橋三越本店で期間限定で出店されているへラルボニーの「異彩の百貨店」へ行ってきました。
へラルボニーについてはこちら。↓
以前から、へラルボニーのミッションや活動について刺激を受け、ファンになっていたのです。そこで読んだ本はこちら。↓
デザイン、アート、起業、知的障害、双子といった、私にとってのキーワードがならびます。
実物を見て感動した。まるで美術館にいるよう
以前から、へラルボニーの扱うアート作品や服飾などの製品は、メディアなどを通しデジタルで目にしていました。
今回、異彩の百貨店では、もちろんどれも実物、本物で重量があります。
訴えてくる力が非常に大きいのです。
特に絵画のコーナーはまるで小さな美術館のようでした。
美術館と異なるのは、作品のキャプションに値段の表記があること。
作品は商品なのですが、「商品です!」「〇〇円です!」といった主張がなく、作品鑑賞として見られるように陳列されていることが素晴らしいと思いました。
スタッフさんとのお話で盛り上がった
どの商品もうっとりじっくり見ていて、コーナーを2周3周してしまいました。
スタッフさんが数名おられたので、何かお話ししたいなあと思ったそのタイミングで、スタッフさんの方から声をかけていただきました。
「関西から来ました」
「東京での美術館巡りの最終日の目的地がここなんです」
「NHKの”no art, no life"に出ていた作家さんの作品ですよね」
「特別支援学校に勤務しているんです」
などとお話しすると非常に喜んでくださいました。
また、作家さんについてのエピソード、どのようにして作品を制作されているのかといったお話もお聞きしました。
リアルでお話を聞くと、さらに心が動きますね。
あの時のスタッフさん、どうもありがとうございました。
私も「へラルボニーユーザー」になった
絵画はちょっと手が出ませんが、身につけるものなら自分へのプレゼントに購入できそうだと思い、目がとまったのはこちら。
思い切ってバッグとTシャツを購入しました。
私も「へラルボニーユーザー」になりました。
これは、作家さんが初めて書いた文字の羅列だそうで、原画も売られていました。
一(いち)デザイナーの作品として見る
知的障害のある人の作ったもの・・ですが、それ以前に一(いち)デザイナーの作ったものなのです。
「障害のある人の感性はすばらしい」
「障害があるけど、こんなものが作れるんだ」
「障害者のために何か買ってあげよう」
こんな声が聞こえてきそうですが、私はこのような声には反対です。
この方たちの商品は、三越本店で、世界のブランドと並ぶ空間に置かれるのに相応しいものなのです。
それは、作家さんたちが一(いち)デザイナーとして、ブランドとして認められてのことだと思うのです。
異彩の百貨店を訪れたことで、へラルボニーや作家さんたちに近づくことができたような気になりました。わくわくさせていただきました。
異彩の百貨店、バンザイ!
へラルボニーのnoteも情報満載です。
帰りの東京駅にもへラルボニーを発見しました。
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