見出し画像

【アート日記】 「エッシャー 不思議のヒミツ」佐川美術館へ行く

佐川美術館(滋賀県守山市)は、私の「かかりつけ美術館」です。
車で20分くらいのところにあり、休日に半日空いた時にはふらっと行くところでもあります。


平山郁夫さんの展示、佐藤忠良さんの展示、樂吉左衛門館の3つの種類の展示がいつでも見られます。そして、今回のような企画展が年に3回ほど。
私は、展示そのものを見ることはもちろん好きなのですが、「美術館へ行く」という行為そのものが好きです。また、佐川美術館の建築物、それをとりまく風景も大好きです。そのため、企画展のない時にも、佐川美術館に「浸りに」行くのです。

午後3時半頃に到着


今回は、「エッシャー 不思議のヒミツ」展を見にいきました。

私は、エッシャーといえば、だまし絵しか知りませんでした。

エッシャーと言えば、この絵のイメージ

エッシャー展では、このようなだまし絵の作品は少なく、それ以外のテセレーション、風景画、さらには「天地創造」を描いた木版もありました。

中でも、テセレーションということばを初めて聞いたのですが、普段の生活のあちこちにあるものですね。
エッシャーのテセレーションは、ある図形がどんどん別のものに変化していく、それが自然なストーリーのようになっているところに特徴があると思いました。実におもしろいです。


鳥がいつのまにか魚に・・・


タイトルが「太陽と月」・・・・そうなのか〜

エッシャー展を見て、私がエッシャーにもった感想は以下の通りです。
・エッシャーは、図形を巧みに操り考えている
・エッシャーは、愛妻との関係を描いてもおり、ロマンチックな面がある
・エッシャーは、イタリアに旅したことで作品を大きく進化させることができた
・エッシャーは、常に自分に挑戦していたように見える


「天地創造」まで描いていた


柱の光と影の描き方が絶妙


このようにエレガントな花も描く

今回は、美術館へ行く時間が遅かったため、帰る頃には夕方の日が差し込んでいました。
回廊からは、全面ガラスの佐藤忠良さんのブロンズ像の部屋が見え、好きな風景の一つです。

回廊から見えるブロンズ像たち

水庭の向こうにはカフェが水に浮かぶように見えます。

美しいカフェ

美術館を出ると、陽が沈み、水庭には木々や牡鹿の像の影が写っていました。風が全くなかったので、非常に美しく、静かな空間でした。

水庭の風景は時を変えていろいろに変化する


エッシャー展も美術館風景も十分に楽しみました。
でも、もう一回見たいです。来月、行けるかな・・・


いいなと思ったら応援しよう!