【新聞記事を読む】 「50代からの幸せとは 年齢重ね成熟『結晶性知能』で豊かに」 で大いに納得
7月19日(金)某新聞朝刊の2回シリーズの記事が目にとまりました。
アラカンの私は、第二ステージを間近に控え、これからの生き方・過ごし方についてよく考えます。
少し前の私は、第一ステージを終えることが寂しくて、マイナスなことばかりを考えていました。
ところが、今は、「これからだ!」「第二ステージこそ自由に、自在に、自分の目指したことをさらに進める時だ」と考えています。
マイナス思考だった私が、今のようにかなりのプラス思考に至ったのは、いろいろな方の書籍を読んだり、話を聞いたりしたことが大きいです。
この新聞記事も、私の背中をグイッと押してくれる、元気の出るものでした。
知力や体力の衰えを感じる50歳代以降を幸せに生きるにはどうしたら?の問い
「もう歳だから」、「だんだん衰えるよね」という会話をよく聞きます。
私も友人と話していて、相手がこのようなことばを発することがあります。
このような時、私は、「『歳だから』って悪いイメージだし、歳を重ねる、って言おうよ」とか、「体が自然にこうなっていってるんだから、あんまり『できないできない』って言わないでおこうよ」と言うことがあります。
自分自身の精神的な変化、身体的変化を自然なものとして受け止めるようになりました。「衰え」を「変化」と言い換えているのです。
そのため、「衰え」を食い止めるには、というよりも、「変化」に対応して過ごすという生活をしたいと考えています。
中高齢期の知的な能力のありようを見るために、流動性知能と結晶性知能の二つを考える
この二つの知能について考えることは、ポジティブな視点から中高齢期の能力を見ることになるということです。
流動性知能とは、新しい環境に適応するため、情報をすばやく獲得、処理し、操作していく知能のことです。
情報処理のスピード、直感力、新たな法則を発見する能力などを含みます。スマホなどを使いこなすために必要な知能であり、この流動性知能は加齢とともに低下することがわかっているそうです。(納得、納得!)
一方、結晶性知能は、経験や学習によって後天的に獲得、蓄積される能力であり、年を重ねるほどに成熟していきます。様々な経験や知識をつなげ、相乗効果と深みを生み出すのは、結晶性知能のなせるわざということです。(よし、よし!)
大切なのは「経験への開放性」という特性である
「開放性」とは、好奇心が強く、新しい経験への挑戦を好む特性で、知的な能力を維持するために効果を発揮するそうです。
この「開放性」は、平均的には加齢に伴い低下する傾向があるのですが、最近では、年をとっても伸ばすことができると考えられているということです。
私に当てはめて見ると、非常にうなづけるのです。
最近、新しいことをしたいという気持ちが強いのです。
年を重ねるといろいろなことに臆病になるのかな、と思っていたのですが、今の私は全く逆です。
なぜか。
年を重ねたからこそです。
子どもが独り立ちをしていき、自分の時間が格段に増えました。
仕事では、長年の経験から様々な知識・スキルを身につけました。
今年度限りで退職し、「枠」から離れて自分のしたい仕事を自分の裁量で自分のペースで進めることができるという見通しを立てることができました。
こういったことから、これまでの経験を活かし、新しいことに挑戦したいという気持ちが膨れ上がったのです。
まさに結晶性知能をフル回転している状態です。
50代までの幸せ、50代からの幸せ、2回の幸せを味わいたいものです。