コミティア。みくのしんさんの『みくのしん』の感想。
コミティアを祝福するような大晴れだった。
寒いのにほんのりポカポカして気持ちよかった。
人生初コミティア。
みくのしんさんのnoteまとめ本を買いたい。それだけで参加した。
会場は東京ビッグサイト。まず、カッコ良すぎる。
あの空に浮かんだ逆ピラミッドのところでやるのか！？と思ったら違った。会議棟というらしい。一度でいいからあんなところで会議してみたい。
10時前に会場に着いて待機の大行列に並んだ。結構心配してた。売れ切れる…?いや、まさか…と。ここに並んでる人、ほとんどみくのしんさん目当てなんじゃないかと思ってしまった。
11時、開場。周りが走るように会場に入っていくから焦る。みくのしんさんのブースの場所もわからない。わからない割にスムーズに辿り着くことができたけど、もうかなりの行列ができていた。やっぱすげぇなーと感慨にふけっているうちに後ろの行列はどんどん伸びていって、なんだかとんでもないところまでいってしまっているようだった。最後尾が見えなかった。
30分ほどで順番が来た。
『スケジュール大変そうだったのによく間に合いましたね。完成おめでとうございます！』『表紙、自分でデザインされたんですか？超かっこいいです！！』『めっちゃ楽しみにしてました！』
って言いたかった。
でも、なーーーーんにも出てこなかった！！！！ど緊張！！！！頭まっちろけ！！！！！もう！！！！！ばか！！！
とにかく本物のみくのしんさんを目の前にした興奮で思考停止してしまい、言おうと思ってたことが全部ぶっ飛んでしまった。でも、机の上にコロロが置いてあるのに気づいた。というのも、先日みくのしんさんのほしいものリストからコロロを送ったところだったので、
「この前、コロロ送らせてもらいました。」
「お、今日持ってきたよー！」
このやりとりができた。嬉しかった。本当はもうちょっと喋ってみたかったけど、僕には精一杯だと思った。
初めて言葉を交わしたみくのしんさんは、記事やラジオから飛び出してきたかのようにそのままだった。これは違う時間に通りかかったとき、誰かの番で小銭が多かったらしく「黄金伝説の一ヶ月１万円生活の最終日じゃねーんだぞ！」と聞こえてきた。
次に長イキアキヒコ先生の所に行った。
少し列ができていた。これなら少し待てばいいかな、と思ったら全然進まない。それもそのはず、買ってくれた人みんなにサインと似顔絵を描いていた。
僕が買った本にサインと似顔絵(原宿さんの)を描いてくれている間、長イキ先生はずーーっと喋ってくれた。
「3年前のルポ漫画がまだ描き終わらなくてさ〜〜」「あーーーなんか全然似てないかも。ごめん！！全然知らんおじさんになっちゃった！！」
長イキ先生の時は全く緊張しなかった。ラジオでみくのしんさんに話してる時と本当に同じ口調で僕に喋ってくれたのがすごく嬉しかったし、楽しかった。そして、みんなにそのサービスをしていた。長イキ先生もさらに好きになった。あと今日買った長イキ先生の本、凄まじく面白くてびっくりしました。家で読んで笑った。こりゃ天才と言われるわけだ。
あとツイッターで知っていた山本アットホームさんの本と、歯のマンガさんとチャンミーさんが参加してる合作本を買った。ツイッターでしか見たことない漫画の顔も性別も知らない作者さんから直接買えるって、すごいことだ。人が創ったものだと実感して、その漫画に対する見方が今までと変わる。いい経験だった。
14時過ぎ、飛行機の時間が迫ったので会場を後にした。
その頃みくのしんさんの在庫が切れかかっており、もしかしたら写真タイムになるかもしれない！！と舞い上がったんだけど、時間なので泣く泣く帰った。これも悔しい。会場に最後まで居られなかったことが。
最後にみくのしんさんの本『みくのしん』の感想。
素敵な本だ！！！表紙もいい！構成もいい！分量もちょうどいい！
『はじめに』と『書き下ろし日記』と『おわりに』が加わって、ただのnoteまとめに収まらず、本全体でメッセージのこもったものに仕上がっていると思った。『おわりに』なんて、もう胸が暖かくなるでしょうが！こんなこと書かれたら！とはいえ、みくのしんさんが言ってることは昔からずっと変わってない。「俺で笑ってくれるならなんでもいい」というスタンスはかなり前からある気がする(違ったらごめんなさい)。それに加えて、たくさんの人に応援されてるっていう自覚が最近のみくのしんさんに芽生えてるんじゃないかと感じる(勝手に想像してすみません)。なんというか、もう、スター。本当に。みんなに元気を与える存在だ。本当にすごい。と、この本を読んで思いました。
ノド(本を開いた時の奥)がギチなのでグッとやると読み終わった後にこんな風に膨らむ。この膨らみも、愛らしい。