会社のために働くという嘘
■会社とは?
「会社」はなんのためにあるのか、存在するのか、創られるのか?
世の中に貢献するため?みんなが属する組織というのは、学校でもサークルでも部活でもない。「会社」だということ。
大原則として、「会社」は利益の最大化のために創られ、そして運営されるもの。現状の売上から、売り上げを右肩上がりに成長させることが会社の至上命題であり、理想的な組織のある姿だ。
株式会社だとすると、会社は株主がいて初めて成り立つ。近い将来、成長するだろう発展するだろうとその会社に賭けてくれた株主いてのこと。だからこそ、会社で作り出した利益は株主に還元する義務があるし、株主に多く還元するために会社は多くの利益を生み出す責任がある。
■営業会社において人にレバレッジをかける
では、営業会社にとっての「株主」とは誰か?
それは営業マン1人1人だ。
合同会社は、経営者と出資者が同じである。
でも最初だけ出資しただけでは会社が成長しない。営業会社において営業マン1人1人が汗水垂らしながら命を賭けて契約をとりにいくからこそ組織の成長がある。
つまり「人に重きを置く」会社だ。
自分達は人の成長で糧を得ていく仕事。営業マン1人1人が会社の成長につながる。だからこそ会社は営業マンを稼がせ、輝かせる責任がある。そのために会社はより成果や貢献に焦点を合わせて、競争力を高める必要がある。
■「会社のために働く」という嘘
会社のために働くということを聞くとすごく気持ち悪い。
人に重きを置く仕事こそ、個々が自分自身の目標に向かって努力すればいい。でも結果的に目指す先は一緒だ。
山の頂上を目指しながらその行き方は幾多の方法があるように、自分の正義を貫いてそれを証明するために行動する。そんな姿がプロとしてあるべき姿ではないかと思うのだ。同時に、その過程には意見の対立や軋轢、ストレスを伴うことが必然となる。
■ストレスでしか本当の人間的成長はない
プロとして行動する時、痛みはつきものだ。どんな物事でも突き詰めれば
突き詰めるほど、苦しみやプレッシャー、ストレスは付き纏ってくる。でも
ストレスでしか本質的な人間的成長はあり得ない。調子がいい時や褒めれている時は、後ろから一歩踏み出すための後押しをしているだけだ。もちろん、しつこく努力していれば前進し続けることはできる。でも、常にそこには前進を止める
何か壁のようなものが出てくるのだ。大体の人はここで躓き、止まってしまう。
その壁を乗り越えて、成長するには自分自身で見えない階段を作って上るということをしなければならない。
つまり、自分自身にある一定のハードルを設定してそこに向かって最大限の力を発揮するということ。一個のハードルを乗り越えたら、そこにハードルがあるわけではないからまた次のハードルを作らないといけない。そして乗り越え、次のハードル……..。これを継続した先の成長があるし、成功がまっている。