後悔

後悔、愚痴、逃げ、恨み、憎しみ、これらは人間の負の感情を表すものだが、すべて、コルチゾールを脳を破壊する、ホルモンを分泌させる。人は忘却するシステムを持っているのだが、これによってせっかく覚えたことを忘れては困る。
運動をすればいい、ジムに行けばいいとよく言うが、ジムには人がいて、筋肉自慢をしたい人が集まっている。メンタルが弱っている人間にはその競争環境が苦痛でしかない。
じゃあ、現実逃避でネットサーフィン、漫画、ゲーム、アダルトサイトを見ても、時間を無駄にしたつけはさらなる自己尊厳の破壊の苦痛を伴って襲ってくる。助けてくれと他者に頼んでも彼らもまた、自らの苦痛と戦っており、他人を助ける余裕もない。
結局、人は自分以外の他者に救いを求めるのではなく自分で自分を救うしかないのだろう。現実逃避をするのではなく、他責をするのではなく、自己反省をしないかぎり、プレッシャーに打ち勝つ方法はないのかもしれない。
宗教も一つの手だろう。神を信じることで自己肯定感を得られ、姿の見えない不安から守ってくれる。それが自然などの脅威から冷静に行動をさせ、人類を生き延びさせてくれたのだろうか。神はいると信じる人は激怒するだろうが、私は神を否定も肯定もしない。見たことがないからである。
日本は戦国時代人殺しが行われ、彼らは精神を正常に戻すために茶道を始めたと聞いたことがある。茶道、華道、剣道、柔道、日本では道と書くさまざまなものがある。すべて、精神と繋がっているような気がする。かのアントニオ猪木も道と語っていたが…。行けばわかるのか。とりあえず、ありがとうから始めよう。


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