へらぶな釣りは何処でできるの?
へらぶな釣りを始めたいけど、何処に行けば出来るのか分からない。そんな方もいらっしゃいますよね?私も7年前はまさにそんな状態からへらぶな釣りをスタートしました。そこで今日は、へらぶな釣りを出来る場所についてお話します。
へらぶな釣りを出来る場所はこんな所
究極にシンプルに言うと、
お金を掛けないで釣れる場所
お金を掛けて釣る場所
の2パターンに分かれます。
それぞれの場所について、利点・欠点をまとめてみました。
1. お金を掛けないで釣れる場所
お金を掛けないで釣れる場所は、自然の川や沼、湖があります。(このような場所の事を、「野釣り場」と言います。)但し、場所によっては地元の漁業協同組合が管理していて、入漁料を支払わなければならない場所もありますし、川や湖の一部が有料の管理釣り場になっている場合があるので、事前にインターネット等でそのような条件がないか確認することをお勧めします。
野釣り場の利点
釣り場で料金を支払う必要がない。
自然に近い状態の川、沼、湖で釣りが楽しめる。
自分の決めた好きな場所で釣りをすることが出来る。
他の釣り人と十分間隔を取って釣りが出来るため、釣り人同士でトラブルになることが少ない。
自分の好きな時間に釣りが出来る(早朝、夕方、夜中でも)
魚が釣り人に釣られ慣れていないため素直。このため、初心者でも大物を釣り上げられるチャンスがある。
季節ごとの自然の風景を楽しみながら釣りができる
野釣り場の欠点
釣り場は自然のままで整備されていないので、釣りをする場所が草の生えた土手、石積み護岸、斜面になっているコンクリート護岸のような場合は、「釣り台」という金属製のステージを置き、その上に釣り竿を載せるための竿掛けを固定する必要があります。
これがないと、数時間釣りをしている間、ずっと手で釣り竿を持っていなければならず、手が疲れます。(私も釣り台を持っていない頃は、長さ4.5mの釣り竿をずっと手で持っていて大変でした。)
平らなコンクリート護岸の場合は、すのこを敷いて、その上に竿掛け用万力をセットする釣り人もいます。
草が生い茂っている場所や木の枝が生えていて邪魔な場合は、自分で草を刈ったり木の枝を切ったりして、釣りが出来るように場所を開拓しなければならない。(草刈り鎌やハンディのこぎりが必要です。)
足場の悪い場所やぬかるむ場所もある。(長靴が必要)
釣り場のすぐ近くに車を止める場所、トイレ、手を洗ったりする場所がないことがある。
釣り場周辺の道路が狭く、雨上がりなど地盤が緩んでいる時にあまり路肩の端に寄せすぎて駐車すると脱輪して動けなくなる恐れがある。(私も2回経験してます(汗))
エサを作るための川や沼の水を汲む際、陸地から水面まで高さがあり、手が届かない場合がある。(紐付きのバケツが必要)
川の護岸に常連の釣り人が自作の釣り台を設置していることがあり、無断で使用するとトラブルになることがある。
SNSに投稿するため釣り場が特定できる写真を撮影すると、常連の釣り人達から非難されることがある。(特に、良く釣れる場所は要注意。ブログで炎上するケースもあります。)
また、釣り台、竿掛け、万力とは、以下の写真のようなものを指します。
いきなり釣り道具を買い揃えて釣り場に出掛けるのではなく、まずは気になる川や沼に下見に行き、そこで釣りをしている人が居たら、その方に聞いてみるのも良いでしょう。親切な方だと、その釣り場の有益な情報(魚が良く釣れているか、どんな仕掛けやエサが有効かなど)を教えて頂けることもありますよ。
2. お金を掛けて釣る場所
お金を掛けて釣る場所の典型的なものと言えば、へらぶな専用の管理釣り場です。簡単に言うと、いわゆる「釣り堀」です。管理釣り場にはいくつかの種類があり、人口池、自然の川や沼、湖の全体或いは一部の区域について管理釣り場の持ち主が有料でへらぶな釣りをさせてくれる場所です。
管理釣り場の利点
へらぶなが大量に放流されているため、自然の釣り場と比べて魚を沢山釣れる可能性が高い。(季節や天候条件等によっては、魚が居るのに全く釣れないということもあります。)
一人ひとりが釣りをする場所が等間隔にあり、釣り竿を置くための竿掛けを固定する万力を挟めるように、垂木(太い角材)が設置されている。
駐車場、トイレ、手洗い場、食堂、飲み物の自動販売機などが整備されている所もあり、管理事務所では釣りエサも買うことが出来る。魚を掬うための柄付き玉網を貸してくれたり、魚の重さを計測する機器が設置されている所もある。
常連の方と親しくなったり、釣り場で話をしている内に他の釣り人と仲良くなり、釣り場の状況、仕掛け、効果的なエサなどの有益な情報を教えてもらえるようになることも。(必ずそうなれる訳ではありませんが・・・。)
管理釣り場の欠点
有料である(平日:1日1,500円~2,000円、土日祝:1日2,000円~2,500円など)
季節ごとに営業時間が決まっているため、あまり朝早く(6:00前)や、夕方(16:00以降)遅い時間までは釣りが出来ない。
隣の釣り人との間隔が決まっているため、魚が隣の釣り人の場所の方に泳いで行ってしまった場合、仕掛けが絡まってトラブルになることがある。
上手な人の隣、または隣の人が自分より長い釣り竿で釣っていると、魚がそちらに集まってしまい自分の場所で釣れなくなることがある。
その管理釣り場ごとに釣り方の決まり事がある。
使用可能な釣り竿の長さ(例:8尺~19尺など)
おもりの位置からウキの位置までの長さ(第一オモリ上部より浮子止めゴムまで1m以上など)
使用できるエサ:生エサ(生きたミミズなど)、オカメ(ペレットのような形状をしたお麩でできている軽いエサのことです。)禁止
迷惑行為を行う釣り人に遭遇する場合がある(仲間同士で大声で話す、酒に酔って人の邪魔をする、人の釣り方にケチをつけるなど)
魚が釣られ慣れているため、釣り方(仕掛けの調整、エサの組み合わせや状態)が悪いと魚が居るのに釣れないことがある。
以上のように、野釣り場、管理釣り場とも、それぞれ利点・欠点がありますが、皆さんはどちらの釣り場でのへらぶな釣りに魅力を感じますか?
私の場合、管理釣り場でもへらぶな釣りをしたことはあるものの、やはり自然の中で癒しを得ながらゆっくりマイペースで釣りができる野釣りに魅力を感じます。実際、私が最初にへらぶな釣りをしたのは野釣りです。(最初は全く釣れませんでしたが・・・(苦笑))
次回は、野釣りをするために最低限どんな道具が必要か?についてお話しする予定です。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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