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0166;ヒトの代表的な「動く」ことは、二足歩行。

ども、日々の延長が今日だと感じる、佑吉です。

先日、事前懇親会があった「TALENT PRENERUR」
本日から変わっていく日々が始まります。

この「TALENT PRENERUR」で自分の才能の発揮の条件などを
考えていくのですが
その中で、意外と自分は動いていないと
調子が出ないのだと気づくことができました。

本日は、この「動く」というものにフォーカスしていきます。

そもそも人は動物なので、何もしていなくても、何かしらが動いています。
分かりやすい心臓や消化器官などの臓器などは
意識をしなくても、動き続けてくれています。
また、移動するということも、動くことの大きな特徴です。

この移動、ヒトは二足歩行をしていますが
この事によって、様々な恩恵を受けることができています。
一つは手を自由に動かせるようになっていること
この事によって、モノを運ぶことがとても容易になり
様々な作業がしやすくなっています。
この事によって、モノ作りが出来る様になり
考えたり妄想したりできるようになりました。

他に、骨盤の上に臓器が収まるようになるために
脊椎に臓器がぶら下がることが少なくなりました。
この恩恵として考えられることが、移動が楽になったこと
貯えができるようになったこと、だと思います。
これは、脊椎は大腿骨などと違い
いくつもの骨が関節を作って形作っているため
重なった方向と関節をずらす方向とでは
関節をずらす方向は、弱くなってしまいます。
そのため、四つん這いの様な格好をしていると
脊椎に臓器がぶら下がり、脊椎に負荷が掛かりやすくなってしまいます。
しかし、二足歩行をすることによって
骨盤でしっかり臓器を支えることができるため
脊椎の負担が減るとともに、多少の貯えが増えても
脊椎には負荷が掛かりにくくなります。
この脊椎の中には、脊髄と言われる多くの神経があり
この脊髄、少し穿った見方をすると、脳の延長ととらえることもできます。
そのため、この脊髄が損傷してしまうと
感覚がなくなるだけでなく、動くこともできなくなり
臓器の動きもコントロールを失い
排泄が困難になったりする事もあります。

このように脊椎への負担を減らした二足歩行ですが
不安定感も獲得しました。
この不安定感とは、重心がとても狭い範囲を外れると
倒れてしまいやすいということです。
人が立位を取った時、重心が安定する範囲は
両足の小趾と踵で囲まれた範囲になり
そこから外れるということは倒れるということに繋がります。
この重心の安定範囲を超えやすいということは
移動に関して、効率がいいということです。
移動とは歩行の事で、歩行とは安定範囲を超えた重心を
安定範囲に入れようと足を出していく事になります。
そのため、安定範囲が多いと、無理やりその範囲を超えるために
筋力を使ってエネルギーを消費して動かさないといけません。
そのため人の身体は、狭い安定範囲を持ち
思い頭部を地面から遠ざけ、重心を動かしやすくしています。

ただし、このことによって、大きな問題も生まれました。
それは脊椎への負担です。
さきほど脊椎をずらす方向への負荷は減ったとお話しましたが
逆に脊椎を重ねる方向への負荷は増加し
その延長線上には脳があり
地面からの衝撃を受けない様にしないといけないのと
思い頭部からの圧力を分散しなければならない事と
今までとは違った機能を脊椎は求められるようになりました。
この機能を持たせるために身に着けたのが、脊椎のS字カーブです。
このS字カーブ、横から見た時の脊椎の形で
腰は腹側に、胸は背側に、首は喉側に湾曲しています。
この弯曲が崩れやすいのが、悪い姿勢で座った時で
脊椎に負担が多くなってしまいます。
そしてこの姿勢は、動きが制限されてしまうので
様々な部分に負荷が掛かります。
具体的には、椎間板や脊髄、椎弓といった部分です。
若い時には柔軟性があるため、ある程度姿勢を正せは戻ってきますが
年齢を重ねると柔軟性が失われ、椎間板が潰れてしまったり
その中の髄核が飛び出るヘルニアを起こしたりするので、注意が必要です。
逆に、若い成長期の子供たちには
脊椎に負荷が掛かることによって
脊椎の成長に異常をきたす可能性があり
この事によって側弯症を誘発する可能性が示されているので
姿勢を正すこともとても重要です。
もう一つ成長期の中高生に気を付けてほしい事として
腰をそらし過ぎること
これは、スポーツ特に野球をする高校生によくみられる事なのですが
脊椎の構成要素である、椎弓の骨折を誘発することがあり
競技を続けられなくなったり、長期の安静を必要とすることもあります。
一番体を動かしやすい時期、部分になるので
最悪の場合、競技をできなくなり
コルセットと一生付き合っていかなくてはならなくなる場合があります。
また、腕や足の骨折と違い、動きの制限をすることが難しい部分であるため
痛みが引くと、動かしやすく
動かすとまた骨折するということを繰り返すこと
若い事への過信による、ケガが治りやすいという勘違いが重なり
完治までに1年以上かかる場合もあります。
もし、競技をしていて腰を骨折した中高生は
動きを制限して1か月ほどでで痛みがほぼ引いてくることもありますが
まだ、骨は治っていないため、ドクターの指導に従って下さい。

「動く」ということから、様々な話になっていきましたが
ヒトとして「動く」ということはとても重要な要素の一つのため
たまには、思いを巡らせてもらえればと思います。
ではでは。

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