犬を濡らしたにおいがする③-マチアプ回想録

北国の片隅でサラリーマンをしている、アラフィフのかわうそです。

アラフォーの頃の、マッチングアプリの思い出シリーズ。
初対面の一級建築士ガウディさんが私に
濡らした犬のニオイがする、と
言い放ったところからのつづき。

かわうそ
「運転中に、とつぜん犬くさいとか言われて事故りそうでしたよー。てか、もはや事故ですよ！笑」

ガウディさん
「女性に犬臭するとか、失礼ですよね。
僕、あのニオイ嫌いじゃないんですけど…」

そーゆー問題じゃねぇ！
嫌いじゃないんですね、じゃあノー問題。
ってなるかーい！

いろいろありましたが、私の感想としては結局面白かったんです。
なので、2度と会いたくないって感じではない。

その月に私、たまたま出張でガウディさんの街に行く予定がありました。
ガウディさん、その日は定時で仕事やめてご飯に連れてってくれるとのこと。

次回はアウェーで会う約束をして、お見送りしました。
面白かったけど
疲れたな…笑

さて、アウェーで会う2回目の食事。
出先なので残業がないため、18時に待ち合わせ。
ガウディさんが、店は汚いけど世界で一番美味しいもつ煮込みを食べさせてくれる飲み屋さんへ行こうと誘ってくれました。
私は下戸なんですけど、ツマミが美味しいならいいかなと、お店決定。

今日は、もう少し恋愛寄りの話を聞いてみようかな。
でも、すでに恋愛感情は湧かない気がしている。
おもしろいけど。
おもしろすぎて。

当日は、お店の最寄駅で待ち合わせ。
道すがら、マニアックな中古CDショップに案内してくれました。
おお、嬉しい！
プログレメタルの名盤が多く、アネクドテンのライブCDとヘイケンのアルバムゲット。ラッキー♪
ここらのCDショップには取り扱いがないと話したのを覚えていてくれたようです。

到着したお店は、ビールケースひっくり返したようなテーブルに丸椅子の、なかなか気合い入った店。
人気のようで、開店と同時くらいに着いたにもかかわらず即座に満席。
予約不可で、この年季の入った店舗…
もーちょい、こなれた2人がデートする店だね。
2回目の食事としては攻めたチョイス！

かわうそ
「ガウディさん、電車ですよね？
わたし飲めないのでお付き合いできませんけど、
飲んじゃってください」

ガウディさん
「言ってくれると思った！←
ありがとうございます！遠慮なく！」

ビールとカルピスソーダで、乾杯。
料理がどれもこれも安いのに、旨い。

かわうそ
「おいし！
何頼んでも、怖いぐらい絶品じゃないですか！
飲まないからこういう名店には縁がないんですよ。
連れてきてくれてありがとうございます♪」

ガウディさん
「かわうそさんっていいねー。
前に連れてきた女の人にキレられたことあって。
デートでこんな椅子座らせんな！
って怒鳴られて、帰っちゃった」

前科のある店に
なぜ違う女で再チャレンジする！

「いや、本当に美味しいから…」

まあ確かに。すごくおいしかった。

「あの時は店中から注目されたけど、
せっかく座れたから。
僕は帰らずに
もつ煮込みだけは食べて帰ろうと思って。
そしたらすごい大盛りで出てきた」

ちょっと！
店主に気を遣わせないでー笑！！

店は狭くてガヤガヤしてて、割と声張り上げないと話もできなくて。
美味しい料理を堪能し、カフェに移動することにしました。

カフェまで歩いていると、カラオケの客引きに捕まるガウディさん。

ガウディ
「かわうそさん音楽好きだから、歌上手いんじゃない？ちょろっと歌ってもらって、少しゆっくり話そうか」

かわうそ
「いいですよー」


マチアプで出会った男女がカラオケに行くのは
歌いに行くんじゃなく…
密室でえちえちなことをするためだという暗黙の了解があるって、ブログで読みました。←時々出てくるネットの浅い知識
この時の私は、この情報知らなかったので。
個室だけど、カメラとかあるし問題ないだろ！ってほいほいOKしました。

続く。