証拠資料がやってきた!
皆様ご無沙汰しております。
昨年11月に行われた#不備ループ訴訟 第一回公判口頭弁論で、当弁護団長小部正治弁護士からの要請に応じ、裁判長が被告国側に対して保存されている文書を全て提出するよう指示しました。それに対し国側代理人は「膨大になり困難だ」と回答しましたが、1月になって届きました…。
本当に膨大でした!
厚さにして20センチ前後。 恐ろしいのはこれは原告たった2人とのやり取りを記録した文書に過ぎない事です。しかも3/4は原告の一人、梶さんの分です。
この異常さを他のコロナ給付金、支援金等と比べてみます。例えば、東京都が飲食店に対して実施した「感染拡大防止協力金」では申請書に不備があった場合には審査担当者から申請者に電話連絡があり、不備の箇所とその理由、訂正の仕方から返信先の宛名の書き方まで丁寧に説明対応していました。これは厚生労働省が実施した雇用調整助成金でも同様ですが、たいていは電話1本で解決してしまうのです。
意味不明な「不備訂正のお願い」を解読したり、あてにならないサポートセンターとのやり取りを経てなお不備の解消法が分からなかった「一時支援金・月次支援金」がちっとも「支援」になっていないことが明瞭に理解できるビジュアルインパクトです。
あちらは「不備」と言いますが、自分たちの想定した模範解答と異なる箇所が目に付いたら全力で取り下げに追い込んでいく、歪んだ「支援金」の在り方が伺えます。「目に付いたら」と言ったのは、原告の一人である梶さんは同じ申請で2021年4月、5月は通ったのに、何故か6月申請分から「不備」を指摘されているからです。そして今回の審理の過程で何が不備だったのかがようやく判明しました。初めからそれを言ってくれれば…。
一時支援金・月次支援金の審査基準は明らかにされていませんが、今後どのような弁明がされるのか。この資料の山の中からどんな論点が飛び出すのか。
2月28日に非公開の進行会議が行われますが、関係者しか出席できませんので、今後期日が決まり次第、こちらからも皆様にお知らせしたいと思います。
その際は応援に駆け付けて下さいますよう、皆様どうぞよろしくお願い申し上げます。
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