私のウクライナでのお気に入り
ウクライナ旅行をしてファンになったのが2017年のことでした。いま私にできることはないかなと思って、キエフ中心に好きなスポット、印象深かった食べ物、読んでよかった本をまとめてみました。
街歩き
世界遺産のソフィア大聖堂やペチェールシク大修道院ももちろんいいのですが、街歩きが好きな私のオススメスポットを写真とともに紹介します。
キエフ大学
キエフ・ウラジーミル大聖堂
キエフ・アンドリイ坂
キエフのメトロと大通り
リヴネ・愛のトンネル
リヴィヴ・旧市街
食べ物
安くておいしいウクライナ料理。ボルシチ以外にもいろいろあります。全体的には、スメタナ(サワークリーム)を何にでもかけるのもそうですが、個人的にはディル(香草)をしっかり効かせるのが印象的でした。今でもディルの香りを嗅ぐとプザタ・ハタを思い出します…笑
ボルシチ・ヴァレニキ
オクローシカ
サーロ
チキン・キエフ
緑のボルシチ
ウクライナ関連本
ウクライナ関連でよかった本を紹介します。
ウクライナ・ファンブック
「地球の歩き方・ロシア(最後のほうにウクライナページがある)」くらいしかなかったウクライナ・ガイドブック事情に革命を起こした一冊。旅行前にこの本が発売されていれば、、と何度思ったことか。キエフ、リヴィヴ以外の街や「愛のトンネル」もカバー。文化や歴史のコーナーも充実。ロシアと一緒くたにされてたまるか!という著者の意気込みがむんむん伝わります。
ウクライナから愛を込めて
日本に留学経験のあるオリガ・ホメンコさんが日本語で書いたエッセイ集。ウクライナの地に生きる「普通の人びと」が経験してきた出来事が素直な文章で綴られています。つらく悲しい運命の中にある芯の強さ、みたいなものに胸を打たれました。装丁も素敵。
物語・ウクライナの歴史
「キエフ大公国」の名前は昔覚えたけど、そこからいまの「ウクライナ」になるまで何が起こっていたんだろう…という私の疑問に答えてくれた本です。周辺の強国たちの動向を伺いながら、時にコサックのように勇敢で独立心の高い人々を生み出してきたことがわかります。
ウクライナを知るための65章
エリア・スタディーズシリーズらしく、様々な書き手が多方面からウクライナについて書いています。ロシアの関係ばかりが注目されがちですが、地方によってはポーランドやハンガリー、ルーマニアとも深い関係があったりして、ウクライナとは何か、ひいては国民意識を作るものとは何か、ということを考えさせられました。
現代ウクライナ短編集(翻訳)
現代ウクライナ作家たちによる短編物語集。個人の内面や家族の闇を掘り下げたダークな作品が多いです。乾いた暗さ、とでも言おうか。とくに「暗い部屋の花たち」は、崩壊しつつある家庭の緊張感が繊細に、暗喩的に描かれていて引き込まれました。
ウクライナ日記(翻訳)
いまのウクライナ情勢に大きな影響を与えた2014年の「ユーロマイダン」を記したクルコフの日記。愛国心に溢れながらも、ちょっとシニカルな書きぶりが印象的。ユーロマイダンについてはNetflixのドキュメンタリーもよかったです。
道や場所を尋ねるたびにわざわざ連れていってくれたり(ときには一緒にバスに乗って…)、知らなくても周りの人を巻き込んで助けてくれる。そんな人々の優しさが何より心に残っています。
#StayWithUkraine