自分軸のヒントはアニメ『チ。−地球の運動について』1話にあり!
30代、40代に近づくにつれて、こんなことを感じたことはありませんか?
「仕事は順調だけど、何か満たされない」
「周りは結婚やマイホームで人生のステージを進めているのに、自分だけ取り残されている気がする」
「このままで本当にいいのかな…」将来への漠然とした不安。
周りの友人や同僚は順調にキャリアを積み、家庭を築いている。そんな中、自分だけが立ち止まっているような焦燥感を覚えることは、ありませんか?
私も以前、同じような焦燥感を抱え、人生の進み具合に疑問を持っていました。
自分なりにその不安と向き合い、クリアしてきたものの、さらなるヒントが欲しいと感じていた時、出会ったのがアニメ「チ。−地球の運動について−」です。
この作品は、新たな視点を与えてくれ、再スタートへの後押しをしてくれました。
『チ。−地球の運動について』とは?
16世紀のヨーロッパを舞台に、天動説が絶対的な真理とされた時代、地動説を追い求める者たちの物語。異端と見なされれば命の危険に晒されるその時代に、主人公ラファウは自分の信念を貫いて真実を探求し続けます。
この物語が描いているのは、真実を追求する困難、そしてそれに立ち向かう意志の強さです。
作品の魅力は、自らの信念を全力で生き抜く人々が、その情熱を次の世代へと受け継いでいくところ。
命を燃やして輝く人々の思いが、まるでバトンリレーのように繋がっていく姿に、心を揺さぶられます。
そして、「自分の信念を守る強さ」そして「周囲の変化を受け入れながら生きていく」ことの大切さを教えてくれます。
まさに、私が人生に迷っていた時にこそ、出会いたかった作品でした。
自転と公転 - 人生における自分軸と環境との調和
先日、アニメの1話を見たんですけど、特に印象に残ったのは最後のシーン。異端者フベルトがゆっくりとラファウに語りかけるんです。
「毎日朝が来るのは、地球が自らの軸を回る、"自転"をしているからだ。さらに、季節が変わるのは、地球が太陽を軸として廻る、"公転"をしているからだ。」
このセリフを聞いた瞬間、私は自分の人生に重ね合わせて考えました。
私たちは、常に環境や人々との関わりの中で生きています。
天体の動きが私たちの生活に影響を与えているように、私たちの人生も「自転=自分軸」と「公転=周りとの調和」という二つの軸が必要だと気づいたんです。
自転 - 自分の「軸」を見つけることの重要性
では、「自転」、つまり自分軸とは何でしょうか?それは、あなた自身の価値観や信念、譲れないものを軸にした生き方です。
私たちはつい周囲の期待に応えようと、自分を犠牲にしてしまいがちです。でも、そればかりでは、自分が本当に何を求めているのか分からなくなってしまいます。
もし自分軸がしっかりしていれば、たとえ周囲が変化しても、柳のように風に揺れることはあっても、自分という軸は揺るがない。
自分を見失わずに生きるためには、自分の軸を再確認することが重要です。
自分軸を見つけるためのステップ
では、どうやって自分軸を見つければ良いのか。ここでは、私自身が実践してきた具体的なステップ(簡易版)を紹介します。
1.心の声を聴き、記録する
まずは、自分自身の内なる声に耳を傾け、その声を拾い集めることから始めましょう。
朝の静かな時間や、夜眠る前の5分でも良いので、内なる声を聴く時間を作りましょう。「何に心がときめくのか」「何が楽しいと感じるのか」を書き留めることで、自分の本音が見えてきます。
2. 過去を振り返り、自分の「好き」を見つける
次に、これまで夢中になっていたことや、忘れられない経験を振り返ってみてください。子供の頃、何にワクワクしましたか? 大人になっても続けている趣味はありますか?
「好きなこと」は、あなたの「自転」の一部です。何をしている時に心が自然に引かれるのか、それが自分軸の手がかりになります。
3. 尊敬するロールモデルを見つける
憧れの人や尊敬する人を思い浮かべてみてください。彼らがどんな価値観を持ち、どんな行動をしているのか観察し、その中から自分に共鳴するものを見つけてみましょう。
ロールモデルは、自分軸を確認するための良いヒントを与えてくれます。ただし、真似するのではなく、あくまで参考にしつつ、自分なりの生き方を見つけることが大切です。
公転 - 他者との調和を大切にする
次に大事なのは「公転」、つまり他者や環境との調和です。
自分の軸を持っているだけでは、孤立してしまうこともあります。
公転によって太陽との調和を保ちながら季節が巡るように、大切なのは、周りとのバランスを取りながら自分を成長させていくこと。
他者との調和を大切にするためのステップ
どれだけ自分軸をしっかり持っていても、環境の変化や他者との関わりを無視しては、孤立してしまうこともあります。
人は誰しも他者や環境の中で生きているので、他者との調和を図ることも重要です。ここでは、私自身が実践している調和のステップ(簡易版)をご紹介します。
1. 相手の話に耳を傾ける
他者との調和を大切にするためには、まず相手の話にしっかり耳を傾けることが大事です。自分の意見ばかりを押し通すのではなく、相手の言葉を受け入れる姿勢が必要です。
聞く力を育むのに効果的なのが「今日何かいいことあった?」と質問してみること。
前向きな会話が生まれやすく、相手のことをよく知れるので、深い信頼関係を築く鍵にもなります。
2. 共通の目的や目標を持つ
他者と協力して何かを成し遂げるには、共通のゴールを持つことが重要です。仕事でも家庭でも、何か同じ目標を持つことで、お互いが成長し合える関係を築くことができます。
最小のコミュニティである夫婦関係の教訓として、お互いに目指すべきゴールや姿が明確かどうかは関係の発展・繁栄において鬼重要です。
3. 感謝を伝える
最後に、感謝の気持ちを表現することを忘れないようにしましょう。「ありがとう」と言葉に出すことは、相手との関係を深めるだけでなく、自分自身にもポジティブな影響を与えます。
人間の脳は、自分か相手か区別せずに受け取ります。だから、人間関係も良くなるし、自己信頼も高まるので、言ったもん勝ちです。
まとめ - 自転と公転のバランスで人生を動かす
人生で大切なのは、自分軸(自転)と周りとの調和(公転)のバランス。このバランスを保つことで、安定した心を持ちながら、自然な成長につながります。アニメ『チ。』は、私にこの気づきを与えてくれました。
人生に迷ったら、「チ。」を思い出してみてください。そして、自分自身の「自転」と「公転」を感じながら、一歩ずつ進んでいきましょう。