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今年もここにいられるということ。 【Coco】

なんと、約1年ぶりの投稿になってしまいました、Cocoです。

今年も8月6日がやってきましたね。昨日、東京から帰ってきた私は無事今年も広島でこの日を迎えられました。そのことを、本当に幸せに感じます。普段からFace To Peaceでは、平和について考える機会をたくさんいただいていますが、より一層「平和の愛おしさ、大切さ」を感じるのはこの日です。

大学進学を機に上京して、早4ヶ月ちょっと。それだけの短い期間でも、広島との違いを肌で感じる瞬間はたくさんありました。友達と、母校を卒業した高校の著名人について語っていたときの話です。ちなみに、ICANがノーベル平和賞を受賞された際に、スピーチをされたサーロー節子さんが、私の通っていた高校の大先輩に当たります。平和活動をしていた私からすれば、サーローさんのお名前は知っていなくても、ICANという団体名くらいは聞いたことがあるのでは?と思っておりました。(それこそ、去年ノーベル平和賞を受賞されたWFPは今日ではかなり認知度が高いのかな?という印象を受けます)しかし、彼女の名前どころか、ICANについても知らない人がほとんどでした。

「世界規模で、平和に向けての大きな取り組みがなされている!」

と当時、驚きを感じたのを覚えています。そのため、なおさら周りの人たちがキョトンとした顔をしたことがショックでした。しかし、この出来事を機に、やはり広島と東京と(そして他の県)とでは、その意識に大きな差があることを痛感させられました。

「ここから何ができるのか?」私は考えました。もちろん、彼女たちに平和の尊さを知ってもらいたいです。だけど、FTPのメンバーのように、平和についての教育を受けてきた人ばかりではないので、急に興味を持ってもらうことは、なかなかハードルが高いのかもしれない、とも思いました。

そこで私は、「周りの人」をターゲットにするのではなく、「自分自身」が発信し続けていくことの重要性に気づきました。自分がこの思いを持って活動を続けている限り、きっとどこかにいる誰かが、この記事を目にして、改めて平和について考えてくれたり、広島や長崎の歴史をよりよく知りたい、と思ってもらえるのではないでしょうか。

実際、個人でもnoteにて発信を始めて一年ほどが経ちますが、続ければ続けるほど、多くの人々から反応をもらうようになり、「自分のやってることって、ちゃんと意味があるんだな、どこかに見てくれている人がいるんだな」と気づかされます。(といっても、まだ毎日投稿は始めて1ヶ月なので、これからも途切れさせずに続けていきたいです!)

広島から上京して数か別。東京での生活が教えてくれたことは、

「何かを変えたいなら、私自身が行動しないと何も始まらない」

ということでした。一見厳しいメッセージのようにも見えますが、「挑戦することは無駄なことなんかじゃない」と励ましてくれているようにも思えます。

今年の8月6日は、当時の人々へ思いを馳せるだけでなく、自分にできることを改めて考えてみる1日となりました。


あの日と変わらない青空の下 

2021年8月6日 Coco

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