1994年、卒業旅行で行ったタンザニアのザンジバル島。 まだインターネットで調べる事もできず、地球の歩き方が唯一の旅行情報源だった時代。分かったのはどうやら彼らはイスラム教を信仰しているらしい、という事のみ。 初めて接するアフリカ、黒人、そしてイスラム教。 どんな人たちが住んでいるのか全く想像できず、まるでゴジラのように口から火を吹いている人たちがモノクロの世界で生きているような、大きな謎に包まれたままの旅立ちだった。 いざ、行ってみると。 彼らはとてもフレンドリーで