バイデンはアフガニスタン撤退合意に従う必要はなかった。
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アフガニスタンの米軍撤退は、タリバンの復活により混乱が続いています。米軍の撤退はトランプ政権から継承したとバイデンは話していますが、トランプ政権による撤退合意に対し、タリバン側は条件を守っておらず、米軍は無条件に撤退する理由はありません。むしろ、タリバンが勢力圏を武力で拡大する行動に出た段階で、トランプ大統領は、米軍がタリバンを攻撃できる条件を含んでいることを明らかにしました。
すでに合意はタリバンによって破られていたにも関わらず、7月、バイデンは無条件の全面撤退を発表。7月2日には、すでに米軍が首都カブール近郊にあるバグラム空軍基地からすべての部隊を撤退させ、アフガニスタン側に基地を引き渡していました。バグラム空軍基地は、アメリカ軍とNATO=北大西洋条約機構が使用する基地としては最大です。
撤退に伴い、アフガニスタン側に引き渡したとされていますが、武器や装備を放置して撤退したというのが実情に近いようです。民間人や米国に協力した現地の人々を置き去りにして、軍から先に撤退したことは、大きく非難されています。
今、タリバン兵が武装している姿は、米軍のユニフォームに米軍の兵器、米軍のジープに乗り、ブラックホークヘリまで手にしています。
アメリカのメディアの中には、これは全面撤退ではなく、全面降伏だと報じるところもあるようです。