面白い現象。
出稼ぎの子供達で結成された少年団、今は無き『マラカナF.C』。
全く練習をせずに、紅白戦だけやってボロ勝ちをしてしまう我々の強さが、“鶴舞う形の群馬県”の心臓部まで噂が広まった頃、日本の少年団がよく我らの“雑草スタジアム”に足を運んでくれる様になりました。そこで面白い現象が起こるのです。
夏休みの時に行った練習試合で、それは起きました。日本人チームの少年団チームの保護者達は、おにぎりやキュウリの浅漬けを用意。群馬県の夏はめちゃくちゃ暑い。今なら夏はさっぱりをしたもの食べたい。特に運動をした後に!しかし、私達の保護者はなんと、我らが試合をしている最中に”シュラスコ”を始めます。シュラスコとはブラジル式BBQです。当然ながら試合中に プ〜ン と美味しそうなお肉の匂いが。
照りつける太陽。サッカー。BBQ。確かに間違っていない。
試合が終わり、それぞれの保護者達が用意をした”補給食“に向かって歩くのですが‥‥
ここで質問。あなたが子供なら、試合後に食べたいのはどっち?
❶キュウリの浅漬け?❷シュラスコ?
気がついたら両チームの子供全員が肩を組んで『いこーぜ!』と、シュラスコの匂いがする方向へ。
相手チームの保護者の皆様も自分達の保護者も仲良くシュラスコ。大泉町ならではの光景。
こうして、市外にも友達が出来るようになるのです。
もう一度言います。今なら間違いなくキュウリの浅漬けを選びます。