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「DXの本質と未来②」

そう、今や、人間の脳内の論理空間≒デジタル空間が世界共通のデジタル空間≒論理空間がPCやスマホというデジタルデバイスを介して繋がり、世界共通のデジタル空間から見れば人間もその空間の一部となり、人間から見れば、その空間を自分の一部として使えるようになったのですが、そうなると自分の空間の一部を差し出す代わりに、世界共通のデジタル空間を使えた方が、あらゆる場面に有利なのは間違いありません。

使いこなす人と、使いこなせない人の差、これが所謂デジタルディバイドってやつです。

そして、企業などの組織の視点でみれば、組織共通のデジタル空間に構成要素と要素間の繋がりによる構造とデータでソフトウェア化し、構成メンバーをつないで、その一部となってもらい、組織知の範囲を広げつつ詳細化することで、コミュニケーションのロスを極小化して特にオペレーションの生産性を劇的に向上させようという目論見が組織にとってのDXということになります。

ペーパーレスの重要性は、紙という媒体にデータを取り出し、その媒体をベースにオペレーションを行うために、デジタル空間からはスコープ外なので、管理不能になるばかりか、作業場所を固定化し、ミスへの寛容さを奪い、プロセスのボトルネックになり、何ひとつ良い事がないからです。

もっと最悪なのは、紙ベースの手続きをそのままRPAなどを使い、IT化とかDXと称してデジタル空間に転写してしまい、不良資産を量産して雁字搦めな状態を作り出してしまい、それがシステム部門や業務部門の担当者の強固な蛸壺と化すことです。

まだ紙のままの方がましと言えるでしょう。

続く

#DX
#デジタルトランスフォーメーション

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